呑まれる前に《呪術廻戦》

五条side29 ページ31

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夏油「遅かったじゃないか、悟」
僕は怪我をして路地裏に座り込んでいる傑の元へ行く



夏油「君で詰むとはな、家族達は無事かい？」



五条「揃いも揃って逃げ果せたよ、京都の方もお前の指示だろ」



夏油「まぁね君と違って私は優しんだ、あの2人を僕にやられる前提で乙骨の起爆剤として送り込んだな」




五条「そこは信用した、オマエの様な主義の人間は意味もなく若い術師は殺さないと」



夏油「クックック..信用か..まだ私にそんなものを残していたか」



夏油「これ返しておいてくれ」
そう言って渡してきたのは憂太の学生証



五条「ゲッ、小学校のもオマエの仕業だな」



夏油「まぁね」



五条「呆れた奴だ」



夏油「......感芺Aには気をつけて見ていたほうがいい」



五条「...................分かってる」



五条「............ほかに何か言い残すことはあるか」



夏油「....誰が何と言おうと非術師は嫌いだ、でも別に高専の連中まで憎かったわけじゃない」



夏油「ただこの世界では私は心の底から笑えなかった」



五条「傑」



五条「____________________」



夏油「はっ、最後くらい呪いの言葉を吐けよ」



_____バシュッ



その日僕は僕の手で親友を殺した

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