#１７４ ページ27
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現実はいかに残酷で、非情なのか思い知らされる。
友達「ねぇ、A大丈夫 … ？」
学校に登校してから、私はずっと机に伏せてジッとしていた。
流石に授業中や始業式の間はちゃんとしていたけど、それ以外の時間は心ここにあらず。
友達「元気出しなよ … 」
その言葉は嬉しいんだけど、今はそんな気持ちになんてなれない。
――――――――――「明日、絶対学校来てね」
アナタは確かにそう言ったよね？
だから、ちゃんと約束通り学校にきたのに。
涼太くんも、玲於もここからいなくなってしまった。
『ごめん … 3年生の教室行ってくる … 』
重い体をどうにか動かして、ノロノロと人形のように歩き出す私。
誰もが私のこの様子に振り返り、哀れみの目で見てくる廊下。
心配してくれた北ちゃんと壱馬が、階段でよろけた私を支えてくれた。
壱「無理しないでくださいっ」
北「そうですよっ！危なすぎますっ」
お礼を言う気力もなくて、足の力が抜けて2人に支えられたまま階段の踊り場の手すりに捕まって座り込む。
北「A先輩 … っ」
『 … して』
壱「なん、すか … ？」
『どうして、みんな私を置いていくの … っ』
私の悲痛の叫びに、2人は黙って背中に手を当ててくれるだけ。
それだけでも今は心強くて、強い先輩でいたいのに涙を流してしまった。
玲於は自主退学。
涼太くんは、卒業を待たずに留学。
龍友くんは、この春卒業。
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4人の時間が永遠に続くと錯覚していた。
ずっと、大好きな4人で好きな音楽をやっていけると思ってなのに …
『私だけ … 前に進めない … 』
これを見た他の生徒が、龍友くんを呼びに行ってくれたのか、階段の上から「Aちゃん！！」と勢いよく駆け下りてきた。
龍「大丈夫か … っ」
『りゅ、と … 』
龍「 … っ、ごめんっ」
私の表情を見るなり、抱き締めてくれた。
それが、引き金となった。
ここがどこなのかも忘れて子供のように泣きじゃくり、龍友くんに縋り付くように泣き明かした。
生徒たちも事情を知ってなのか、冷やかしてくる人は誰もいない。
龍「今日の夕方のフライトで涼太は行ってまう … 行くか？」
その問いに、��NO�瓩箸いε�えはなかった。
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
