#１７２ ページ25
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気持ちもやっと落ち着いた頃。
龍友くんが神妙な面持ちで戻ってきた。
真っ先に確認したいことは一つ。
『玲於は … ？』
龍友くんの後ろにいるわけじゃなく、彼の姿は見えなかった。
何かをギュッと握り潰してる龍友くんは、奥歯をギリっと鳴らして私にそれを渡してきた。
龍「 … これが俺らの�猖榲��瓩侶覯未筺�
それを受けとって広げてみると、クシャクシャの紙には私一番求めていた結果が記してあった。
『私たちが … 優勝 … 』
そう呟いた私に、手元の紙を見ようと北ちゃんと壱馬、その後ろからリサさんも覗いてきた。
壱「スゲー … 」
北「ほらっ！！ちゃんと先輩の歌は届いてましたよっ！！」
2人の笑顔を見てホッとしたのか、止まったと思っていた涙がまだ溢れてくる。
ちゃんと、届いてた。
私の声は、無意味じゃなかった。
『よか、った … っ』
涼太くんの胸に顔を埋めて、すすり泣く。
涼「僕らを導いてくれた結果がこれなんだよ。だから … あの時間は無駄じゃなかった」
『 … うん』
この喜びを、早く4人で分かち合いたい。
でも、龍友くんは一向に玲於のことを話そうとしてくれない。
『ねぇ … 玲於は、どこにいるの？』
それでも話そうとせず、暗い表情のまま顔を俯ける龍友くんにリサさんが「知ってることは全部話せ」と促してくれた。
龍「玲於は … 消えた … 」
消えた … ？
涼「どこに？」
龍「わからん … 」
首を横に振る龍友くんの言ってることがわからない。
だって、さっきまで一緒にいたんじゃないの？
龍「それとAに伝言」
『な、に … ？』
�爐瓦瓩鵝¬鸞�守れない��
�犧�までありがとう��
私の大切な人たちは、みんないなくなっちゃう。
手の届かないどこかへ、消えてしまう。
正直、その後のことははっきり覚えてない。
直己さんが迎えに来てくれた車で家まで送ってもらって、今こうして家にいるんだろうけど …
家に帰るまでの間、ずっと涼太くんは肩を抱いてくれていて。
一言も喋らないでそっぽを向く私に、寄り添ってくれていた。
涼「明日、絶対学校来てね」
… 学校に行けば、玲於は変わらず笑ってくれてるの？
．
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
