#１６１ ページ14
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簡単なリハーサルを終えて控室に戻ると、モニターには会場にどんどん入っていくお客さんの姿が映し出されていた。
『この会場が、いっぱいになるのかな … 』
玲「抽選チケットも完売、当日券も完売ってことは満員御礼」
『だたのオーディションなのに … 』
玲「それだけ色んな人に聞いてもらえてるってことだろ」
PIERROTの衣装で先に準備を終えてる玲於は、暇そうに椅子で船を漕ぎながらスマホゲームに夢中。
涼太くんと龍友くんは別室でお着換え中。
私はヘアメイクをしてもらいながら、鏡越しにその様子を見ていた。
遂に、今日全てが決まる。
泣いても笑っても、その結果を生み出すのは自分たち次第。
4人で作り上げてきたものを、思いっきりお客さんにぶつけるだけ。
――――――――――ピコンッ
スマホひメッセージは表示され、開いてみると会場の外で写真を撮ってる北ちゃんと壱馬の画像が送られてきた。
北人チケット取れました!これ近くで応援できます!!
『 … ふふっ、ホント好きだね北ちゃんは』
玲於にその画像を見せると、玲於も「もの好きだな、2人も」と笑う。
『心強いじゃん、2人がいてくれて』
玲「そうかぁ？うるさいだけじゃね？」
そんなこと言って、玲於の頬が嬉しそうに緩んでるのを見逃さなかった。
私の準備が終わった頃に別室で用意していた2人も戻ってきて、やっと4人が揃った。
4人で鏡の前に並んでその姿を見ると、少しずつ緊張感が生まれてくる。
隣にいた涼太くんが私の手を握り、顔を見合わせる。
涼「やっと、ここまできたね」
『 … うん』
龍「まさかこんなとこまで来るとはな」
玲「やればできんだよ、人間」
玲於も私の空いてる方の手を握ってきた。
『結果がどうであれ、楽しもう』
自分たちが楽しみ、お客さんを楽しませ。
その空気が審査員に伝わせば、きっと結果はついてる。
開演まであと30分。
目を閉じて、深く深呼吸すると、今までに事が鮮明に思い出される。
色んな事、あったね。
喜怒哀楽を共にして、私たちはここまできた。
想いだけは、誰にも負けない。
『行こうっ！！最後の戦いに！！』
「「おう！！」」
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
