#４５ ページ45
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北「Aさーーんっ！！」
『北ちゃん久しぶりぃ！！』
高校卒業して、専門学校も卒業して、今やインディーズで大活躍している北ちゃんと壱馬。
昔の可愛さも残しつつ、髪を赤くして少しヤンチャしているような感じになっても可愛い。
壱馬は髪をかき上げた黒髪を流していて、さらにカッコよさに磨きが掛かっている。
壱「こいつ、Aさんに会えるってわかった途端子犬みたいに目キラキラさせて待ってたんすよ」
『やだぁ、可愛いじゃない私の後輩ちゃんたちはぁっ！』
グリグリと2人の頭を撫で回して、折角セットしてあった髪をぐちゃぐちゃにしてやった。
涼「こら、あんまりベタベタしてると嫉妬するよ」
『もうしてるじゃん、可愛いね涼太くん』
玲「 … ほんと勘弁してくれ、そのイチャイチャ」
龍「見てるこっちが胃もたれしてくるわ … 」
昼間のライブハウスは、私たちにとってはただの遊び場。
通いなれた懐かしい道を4人で楽器を背負いながら歩いていた時間が、私たちをあの時間へと連れ戻してくれた。
涼太くんを連れて帰ったあの日から、私たち夫婦の間にあった壁がなくなった。
素直に意見が言えるようになって、家庭に笑顔が増えた。
直後の週刊誌に「別居寸前夫婦喧嘩の末、涙の仲直り」という見出しと共に玄関先で大泣きしている私の写真が出た時は、この業界をやめてやろうかと思うぐらい恥ずかしかったけど …
でも、その影響で私たち夫婦で依頼されるバラエティー番組や雑誌の取材が増えて、より2人でいる時間が増えたのはは嬉しいこと。
そして、今日はその喧嘩の発端となったあの曲を披露する日。
涼太くんがあの曲は自分が書いたものだと認めて、私の歌詞のことも絶賛してくれて。
玲於と龍友くんも、何の文句もなく話を進めてくれて、今日この日を迎えることができた。
お互い仕事の合間をぬって、未だに潰れていないのが不思議なメンさんのお店に集まって練習して。
『 … 失敗はできないよね』
玲「失敗するなら涼太かな」
涼「は！？なんで僕なの！？」
龍「浮かれてるからなぁ … Aちゃんも心配やなぁ … 」
『なんで私まで … ！？』
こんな歳になっても、こうして他愛のない会話ができる仲間がいるって本当に幸せなことなんだな。
何度壊れかけたって、そこで誰かが修正してくれる。
そんな��AGEHA�瓩里海箸�、私は大好きです。
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» ありがとうございます(^ω^) (2020年2月26日 17時) (
レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» お待たせしてしまって申し訳ございませんでした...これからもどうかよろしくお願いします！！！ (2020年2月18日 14時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。ありがとうござます！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 華凜さん» コメントありがとうございます！玲於ちゃんのお話は色々考えているので、投稿するまで待って頂ければ幸いです。 (2020年1月6日 19時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年10月18日 14時
