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「絶対に、手を離さないで」
グクは、バイクが動く寸前にそう行った
それは今の状態でグクから手を離すなって
そういう意味だって分かっているけど
グクに、人生を捧げると決めた私は
違う意味で受け取った
" もう何があってもグクから離れない "
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「もう一生戻って来れないかもしれないけど、それでもいい？」
ソウルを出る前に
グクが眉をひそめてそう言った
さっきから何かと私のことを心配してくれているけど
私は大丈夫
そういう意味を込めてグクの袖をギュッと掴む
「今ね、私は何も持ってないの。スマホは家に置いてきちゃったし、奇跡的に通帳を持っていることくらい」
「…俺だって、何も持ってないです。」
「グクと一緒にいられるなら、なんだっていいやって思えるの」
恥ずかしいくらいに本心が出てくるけど
不思議とそこに本当の恥じらいは無かった
「…あー、ほんとに。」
「どうしたの？」
「…なんでもないです。もうどうなっても知らないから、二人しか居ない場所に逃げましょう」
グクが敬語の時は
少し照れているとき
耳も真っ赤になっていて
思わずグクの背中に頬を擦り寄せた
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お茶っ葉(プロフ) - めっちゃ好き…!!設定もあんなさんの書くグクもめっちゃ好き!!!!😭この素敵な作品を最後まで見守らせてください〜！ (2022年5月19日 2時) (
レス) @page16 id: 8b68aabd57 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか - 続きが気になりすぎます😳更新楽しみにしてます!! (2022年5月14日 15時) (レス) @page13 id: f26ea73a85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんな | 作成日時：2022年5月9日 6時
