ゆらりゆれる初恋心【JM】 (ページ23)

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Episode 23 ページ23

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「それでは、これで一学期を終了します。気をつけて夏休みを過ごすように。」

先生のその一声で、みんなが教室から出ていく。

今から部活に向かう人

遊びに行く楽しみで顔が満面の笑みな人

私も、後者のうちの1人だったりする。

「行こー、A」

「うん！」

今日はランと2人でご飯を食べに行く約束で

家に帰らず直行すると決めていた。

「そういえば、パクくんも軽音部なんだね？」

「…え、？そうなの、？ていうか、も…？」

ランが窓の外を見ながらそう言っている。

うちの学校の軽音部は

週に１回の部活で全校生徒の半分が所属していると言われている

帰宅部を嫌がるような人がほとんどらしいけど

中庭パフォーマンスとかもやっているから

生半可な気持ちではできない

「テヒョンも軽音部なの。ベースとボーカルをやるんだって」

「…そういえばこの前、大きな楽器みたいなものを背負っているのを見た気が…」

「それ、多分ベースだよ。ほら。」

ランが指を指した方向には

椅子に座って、ベースの練習をしているパクくんがいた

「…っ、」

「ふふ、良かったね。見れて。」

好きな人って、こんなに輝いて見えるんだ。

明日から夏休み。

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