可愛い幼馴染を隠したい【JK】Ⅱ (ページ35)

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貴方から離れるって言ったときだって

勿論本心じゃなかったけど

幼い頃から夢見ていたアイドルとして

ようやく夢を叶え始めているジョングクを

誰よりも大切なジョングクを

苦しめたくなかった

幼馴染とはいえ

アイドルの傍に恋人がいるなんて

ましてやそれが一般人だなんて

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JK 「…もう、離れんなっ、」

いつもより少し荒い口調だけど

私を抱きしめてくれる腕は温かくて

こんなに大好きで堪らない人を

こんなに痩せ痩けるまで傷つけてしまった自分を殴りたい

JK 「…あー、ほんとに。」

『ごめんね、っ』

JK 「もういいよ、戻ってきてくれたし」

ううん

ジョングクが迎えに来てくれなかったら

心の中ではずっと大好きだったけど

私から戻る勇気なんて無かった

だけど、嬉しそうなジョングクを見ていると

そう弁解する必要もないなって

『…ふふ、大好き。』

JK 「…久しぶりのAがそんなに甘々なのは、ちょっと俺的に持たないかも。」

『じゃあ言わない方がいい？』

JK 「それだけは絶対に違う」

『どういうこと。(笑)』

いつものように私の肩に顔を埋めていて

しっぽが見えるような感覚

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だけどすぐに私と顔を合わせて

真剣な顔でこう言った

JK 「俺の元に、戻ってきてくれる？」

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『私、言っておかないといけないことがある。_____________』