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「…俺には一人、ヒョンがいたんだ。もう、死んじゃったけど」
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俺が中学一年生の頃、実の兄、ホソクヒョンが病気を患った。
発見が遅くて、もう完治は望めない。残り半年だって。
だけどホソクヒョンは全くそんな素振りを見せなくて、ずっと俺と一緒にダンスを踊ったり、バスケをしたりしていた。
そんなある日、ヒョンはこう言ったんだ。
「今日、俺の友達が見舞いに来てくれるんだよ。ジョングガも会うか？」
ホソギヒョンは昔から人気者だったけど、特定の友達は聞いたことがなかった。
だから少し、嬉しかったんだ。
ホソギヒョンにも、こんなにいい笑顔で友達と言える相手がいた事が。
「…うん、会いたいな。」
「でもお前、びっくりすると思うよ。笑」
その時のホソギヒョンは、もう身体が痩せて、動けない状態だった。
予定の半年よりも、時期は早めになるかもしれない、なんて医師にも言われたくらい________
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「ホソガ〜！！来たぞー！」
「このイケメンが来たからにはホソガも元気になること間違いなしだね。」
「ヒョン、うるさいです」
「…あれ、誰？そこのイケメンは」
この数ヶ月間、親は海外で仕事をしていたから、俺が一人で見舞いに来ているだけだったから、久しぶりに大人数の笑顔と笑い声が絶えない空間になっていた。
「俺の弟、ジョングクだよ」
「おー、よろしくな。」
その時、俺に手を差し出してくれたのはジンヒョンとナムジュニヒョンで、ホソギヒョンの容態を人一倍心配そうに見守っていたのが、ユンギヒョンだった。
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めろん(プロフ) - お話とってもおもしろくて一気に読んでしまいました☺️続きも楽しみにしています♡ (2022年8月26日 22時) (
レス) @page25 id: 7d9eea605c (このIDを非表示/違反報告)
m - 続きが気になりすぎて…。楽しみにしてます(*´-`)🫶🏻 (2022年8月8日 23時) (レス) @page15 id: 27521879c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんな | 作成日時：2022年7月9日 23時
