花様年華【TH】 (ページ30)

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花様年華 pt.2 ページ30

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YG 「お、飯作ってんのか」

『…はい、』

YG 「俺らも食おうぜ、テヒョンア」

TH 「…はい、」

さっきから、私もテヒョンさんも " はい " しか言っていない

ユンギさんもいつも通りなのに、テンションが高く聞こえてしまうから不思議

私はテヒョンさんのことを嫌いなわけじゃないけど、どうしてもテヒョンオッパと同じ名前だから、意識してしまう

何かを言ったらすぐに暴力を振るわれるんじゃないかとか、乱暴に扱われるんじゃないかとか

わかってる

防弾少年団のテヒョンさんはそんなことなくて、優しい人だって

TH 「…あの、」

『は、はい、』

名前を呼ばれて後ろを振り向くと、ユンギさんは近くにいなくて、私たちは二人だった

しかも思ったよりも近い距離に顔があって、思わず後退りをしてしまった。

それを見て、悲しそうな顔をしたテヒョンさん

TH 「…俺の事、嫌いですか？」

『…っ、』

真っ直ぐな目で直球に聞いてくる

テヒョンオッパとは、違う

TH 「…何かしたなら、言ってください」

『…ち、違うんです、』

まだ、理由を言えるわけじゃないけど

『…テヒョンさんのことは、嫌いじゃないです、』

これだけは言わせてほしい

貴方は何も悪くない

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