027 : アルファ・インディ ページ27
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変な気持ちのまま終えた撮影の内容はほとんど覚えてなくて
ただ上の人に何も言われていないということは
ちゃんとできていたということを表していた。
「以上です」というスタッフさんの声が響いてから
各所で挨拶をして解散し始める。
私は片付けがあるからまだ動けない。
チラッと亮くんの方を向くとちょうど目があって
電話して、というジェスチャーをしたと思ったら
ヒラヒラとやる気なさそうに手を振ってスタジオから出て行った。
後輩「先輩！お亮どうでした？」
「、かっこよかったよ」
後輩「ですよね！羨ましいです！」
片付けが最後の仕事で今日はもう終わり。
帰りの支度をしてると後輩が近寄ってきて
嬉しそうに私に話しかけてくれた。
後輩「実は今日、お亮に話しかけられたんです」
「そうなの？よかったじゃん」
後輩「先輩に彼氏がいるかの確認でしたけど、絶対狙われてますよ」
「え、撮影のためかな」
後輩「撮影のためって先輩の彼氏と撮影ってどう関係あるんですか！」
キャーキャー騒いでいる後輩に口止めをして
バッグを持って外に出た。
ひんやりとした空気に包まれてから
スマホと、亮くんからもらったメモ帳を取り出した。
変わってない字だなぁ、
思わず懐かしくなって笑ってしまう。
「…もしもし」
『もしもし』
「あ、Aです。今日ご一緒した」
『ふふっ、それくらいわかるから。
かけてくれてありがとう、ずっと待ってた』
「ごめんなさい、少し長引いちゃって」
『ううん、かけてくれたからなんでもいいよ』
耳元で亮くんの声がしてトキメキが止まらない。
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みるく(プロフ) - 続きまってます😭 (2月23日 0時) (
レス) id: 831d9c5ab9 (このIDを非表示/違反報告)
梨菜(プロフ) - この作品大好きなので、連載またしてくれて嬉しいです！！ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (レス) id: b47de58dc9 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ(プロフ) - また、吉沢君の小説を書いてくださりとても嬉しいです！更新頑張って下さい！ (2018年10月5日 8時) (レス) id: 7c0cec81f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花霞
| 作成日時：2018年10月4日 21時
