私は優しい。 ページ14
『あ、そうですう初めましてえ。
厳密に言うと夏油Aですけどお』
楽「……君のことは君が学生の頃から話を聞いている。
上の連中の中に君を狙う者がいるのは知っているかね」
『知ってますよ、ここ最近も変な呪詛師に絡まれまくってるんで。くそ雑魚ですけど』
やべ、くそ雑魚とかすごい口悪い、失礼な発言だったかも……
って思ったけど、何故かその後は”君は呪術界に必要な人材だ”とか、とにかく私に対する大絶賛の評価を次々に頂きましたのでどうやら色々大丈夫なようです。
おじいちゃんにもモテる私ってホント罪…。
『なんかありがとうございます、ご馳走様でした』
楽「本来ならこちらに引き込みたいくらいだが…東京には君を手放せない者が多いようでなぁ」
『まぁ、私モテるんで…なんかすみませんね…アデッ』
五「じゃあ僕達はこれで失礼しますよ。
”東京の”Aはこれから仕事なんでね」
『チョップすんなよボケェ!!
んじゃ、そういうことみたいなのでがくがくじ学長またね』
楽「……次はゆっくり話そう、A」
五「悪いけどこの子は多忙だからさ…ゆっくり話す機会なんてあるかなー。
ま、せいぜい長生きしてくださいよ、お・じ・い・ちゃん?」
楽「おのれ…五条…」
五「さ、逃げろ逃げろ〜」
『は?ちょ、おい!』
五条は私を担ぐとふざけたテンションで学長室を出た。こいつの態度どうした?舐めすぎでは?
五「……なぁA、お前はそっち側につくなよ」
『へ?』
五「楽巌寺学長は完全に保守派。頭の固い昔の人だから、これからの呪術界を考えるとかなりの障壁だ」
『……あー、何となく分かった』
五「…僕は今のこの腐った呪術界を変えたいと思ってる。だからお前にも力を貸してほしい」
『うん、いいよ、Aちゃん優しいからな』
そう答えると私を肩に担いだままの五条は急にその場で立ち止まった。ん?どした?
五「……馬鹿にされるか断られるかの二択だと思ってた」
『お前は私をなんだと思ってんだ』
五「アホ」
『協力してやんないぞ!!!』
五「冗談冗談」
絶対冗談じゃないトーンで言われたけど仕方ないから許してやろう。Aちゃん優しいから。
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村人C - いうじくん優しいぃ流石主人公ぅぅ (2022年7月4日 20時) (レス) @page50 id: 03e51dbe01 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 凛愛さん» レスありがとうございます!!【M-1に出たい。】にあります! (2021年8月23日 5時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - mooさん» 探偵のあらすじ…自分で書いた作品のくせに、どこだろうって探しました…どこだろう…()とにかくありがとうございます!!!!(?) (2021年8月22日 20時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 探偵のあらすじがめちゃくちゃ面白かったです! (2021年7月29日 12時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - うらにわさん» いえーーーい!!!!次のタイトルは‥‥あちらでのお楽しみヽ(^o^) (2021年4月2日 23時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛愛 | 作成日時:2021年3月6日 20時