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え…な、なんで角名くんがここに…
銀島くんたちと帰ったんじゃ…
角「…西山さんさ、なんか誤魔化す時、絶対髪の毛耳にかけながら話すんだよね
癖なのかな」
『…え！？嘘っ！？
だからバレたの…？』
角「うん、そうだよ
……そこも昔から変わんないんだね」
『え…？』
角「…なんでもない
送るよ、行こ」
『え、う、うん…』
角名くんに手を引かれながら歩く
何を話そうかと考えながらも目眩のせいで思い浮かばず、しかもさっきからフラついて足がもつれそうになってる
角「……大丈夫？」
『あっ、ご、ごめん…大丈夫だよ』
せっかく送ってくれるんだから迷惑かけないようにしないと…
そう思いまた一歩踏み出した時、突然角名くんが私の前にしゃがみ込んだ
『…？どうしたの、角名くん』
角「…具合あんまり良くないんでしょ
背負ってくから乗って」
『………へ！？い、いいよ！！さすがに！！
重いし！！』
角「いいから早く乗って
……乗らないと俺、ずっとここに、このまま、このポーズで一生いるから」
『うっ……』
そんなの…乗らないわけにいかないじゃん…
じゃあ…失礼します、と一声かけ、そっと彼の背中に身体を預けた
角名くんは私の足に腕を回し軽々と立ち上がるとそのまま歩き始めた
細いのに大きな背中…あったかいな
『……重くない…？』
角「全然重くないよ」
『そっか…よかった』
角名くんに背負ってもらうのは初めてなはずなのに、なんだか懐かしく感じるのは何故だろう
首元から香る匂いにも、覚えがあるような気がする
『……ね、角名くん』
角「ん？」
『……ごめんね』
角「……それは何に対して？
俺にまだ返事をくれないこと？侑に告られたこと？それとも今のこの状況？」
『ぜ、全部です…』
角「…全部謝ることないよ
返事は俺が保留にしてもらってるだけだし、侑が勝手に西山さんを好きになっただけだし
今のこの状況は、俺にとってはラッキーだし」
『そう…なの？』
角「そうだよ、だから謝らないで？」
『……なんでそんなに優しいの…』
角「…………好きだからだよ
こんなに優しくするの、西山さんだけ」
『……ずるい』
角「はは、知ってる」
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サラミ - もうずっとキュンキュンしてました!!!!!素晴らしい作品をありがとうございます (2022年10月31日 17時) (
レス) @page35 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
風矢@二次元待ち(プロフ) - 本当に素晴らしい作品でした、！ (2022年3月12日 18時) (レス) @page35 id: 36c7d7ece8 (このIDを非表示/違反報告)
要 - めっちゃキュンキュンしました!一分位スマホ拝みましたww (2021年12月12日 16時) (レス) @page35 id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - 妃奈さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます(´；ω；｀)そう言っていただけて嬉しすぎてニヤニヤしております…ありがとうございました(´；ω；｀) (2021年5月21日 16時) (レス) id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
妃奈(プロフ) - 素敵なお話でした…！！こう角名くんの虜になってしまいそうな素敵な話でした…！！ (2021年5月18日 22時) (レス) id: a89e8943c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛愛
| 作成日時：2020年6月2日 21時
