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そんな私たちが、また元の幼馴染みに戻ることになったのは高校2年生のときだった
正直、湧と同じ高校に進学することになるとは思っていなくて、それでもまぁ、クラス数も多いし同じクラスにはならないだろうって思ってたのに
3組、と書かれた下に私と湧の名前があった
どうしよう、って素直に思った
2年半、隣の家にいたはずなのに全く関わらないできたから、同じ空間で、どう過ごせばいいのか分からなかった
相変わらず、コミュニケーション能力は低いままで友達作りも下手くそだったから、2年生のそのクラスに話せる人なんか居なくて
新学期初日、1番後ろの席に1人で座っていた
「あ、Aさん！」
友達は居ないはずだった
それなのに突然呼ばれた名前に顔を上げた先
懐かしい顔が私に笑いかけた
『安嶋くん、？』
「久しぶりだね、元気にしてる？」
『うん、それなりには、』
あの日、私を見つけてくれた安嶋くんは
退院したあとも私のことをちょくちょく気にかけては声をかけてくれていた
湧とは1年生の頃同じクラスで仲が良かったらしく、あの日安嶋くんの名前が湧から出てきたことも納得ができた
3年生ではクラスが離れてしまったから、それから話すことはなかったのだけど
こうしてまた声をかけてくれる安嶋くんは本当にいい人だと思う
「そっか、それは良かった！1年よろしくね！」
『うん、』
不安だったこのクラスが、少しだけ安心だなって思えた
だけど、
「おはよ〜！」
「お！わくじゃん！」
「お〜あじ同じクラスとか勝ちやん！」
「何それ(笑)」
懐かしいその大きな声に思わず顔を上げた
その瞬間、しっかりと合ってしまった視線はすごく懐かしくて、なんだか苦しくて
心臓がドクンと音を立てた
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
