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＿＿＿もう、戻れないところまできてしまったんだ
「「「カンパーイ！」」」
「5人揃うの久しぶりじゃね？」
「まじでそう！」
「そーお？おれはみんなと会ってたからな〜」
高校2年生の時に出会った私たちは、もうすぐ大人になろうとしているのに
私はいつまでも子どものままだった
「私は久しぶりにAに会えて嬉し〜！」
『えぇ？(笑)』
「ねぇ！オレたちも久しぶりやん！」
「だって湧くんたちの話は颯太からよく聞くから、ねぇ？」
目先の幸せだけしか見えてなくて、見ていたくなくて
向かいに座る彼女に向けられた優しい眼差しに、チクリと胸が刺されるのは自業自得
一足早く大人になった春生まれの彼女は1人、可愛いカクテルに口を付けて頬を少し赤らめているのに、
冬生まれの私はまだ、オレンジジュースなのもきっと何かの悪戯なんだ
「にしても、お前らが付き合うとかまじ予想外すぎ！」
「え〜今更？もうすぐ1年経つよ？」
「もう1年？早いな〜、うっちーちゃんと大切にしてる？」
「あじひど！ちゃんと大切にしてるってぇ、」
なんて、独特な間延びした声の持ち主は
ねぇ？とまた隣の彼女に話しかけて、記念日忘れてたことを追求されてはヘラヘラと謝っていた
「颯太サイテー！」
「そんな責められる？謝ったやん〜、ねぇAちゃん？」
『...え、私？(笑)』
「女子を味方につけようとすんな！(笑)」
なぁ？って、隣に座る湧はグイ、って
飲んでるのはコーラのくせに、まるで酔っぱらいみたいに私の首に腕を回す
まぁ、こんなの慣れっこだけど
『...記念日は、覚えててほしいよね、(笑)』
「だよね！も〜A好き！」
『私もユウちゃん好きだよ(笑)』
そんな私たちのやり取りに、お前らほんと仲良いよな〜、って湧が言えば相性がいいよねってあじくんが笑って、当たり前でしょ〜？ってユウちゃんが得意げに声を上げる
そんな時間が、心地よかったはずなのに
ふと逸らした視線の先、何故かぶつかったそれにふわりと微笑んだ口元は何かを呟いて
私は小さく頷いた
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ucst0307(プロフ) - きいさん» 完結おめでとうございます！めちゃくちゃ面白かったです😭何度も読み返します！！ (2021年12月22日 0時) (
レス) id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ucst0307さん» お返事大変遅くなってしまいすいません🙇♂️とても嬉しいお言葉ありがとうございます！最後まで楽しんでいただけていたら嬉しいです(^ ^) (2021年12月19日 16時) (レス) id: 5fec2377c4 (このIDを非表示/違反報告)
ucst0307(プロフ) - コメント失礼します。今一番楽しみにしている作品です！^ ^これからも楽しみに更新待っております♪ (2021年11月15日 0時) (レス) @page39 id: f62ccc5a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい
| 作成日時：2021年9月25日 0時
