赤井さんの想い人は工藤新一の双子の姉【銀翼の奇術師】

９話 ページ9

人差し指を立てて自信満々に言った赤井を三人は目をぱちくりさせながら「「『……そ、そうね……』」」と同意した

赤井は「うんうん……」と頷く

その光景を見ていた昴は「(来てるだろ……)」と心の中で突っ込んだ


蘭「ねェ!!私達がコナン君と昴さんを見てるから、二人でどっか行ってきなよ……」


『いいわよ……それに……何か感じが違うんだな……』


赤井が窓のそばに歩いていこうとする所を、昴とコナンが追いかけている光景をAは見た


園子「……少しは素直になったってことよ！アンタも素直になんな？」


蘭「だね！好きなら好きって言えばいいじゃない!!」


『バ、バカね!!そんなんじゃないって言ってるでしょ!?』


と蘭と園子の言葉に頬を赤らめるA

子どもたちは窓の外から見える夕焼けと、景色を見て元太は窓に両手をつけながら「……スッゲー……」と思わず呟く


光彦「元太くん。さっきからスッゲーしか言ってませんよ？」


元太「しょうがねぇだろ！スッゲーんだから!!」


そんな言い合いをしていると後から「おっ、これは絶景だな……」という声が聞こえてきた


赤井「まさに、スッゲーとしか言いようがないな……」


光彦「ホ、ホント、最高ですよねぇ……ははは……」


赤井の言葉に光彦は思わず苦笑いを浮かべた

その反対側の椅子に灰原とコナン、昴と一緒にいた阿笠博士は「しかし、大胆じゃのぉ……よりによって、赤井君に化けてくるとは……」と口を開いた


昴「えぇ……大方、オレに化けていれば仕事をやりやすいってところだな……」


哀「でも、探す手間が省けたんじゃない？」


コナン「あぁ……」


昴「必ず捕まえてやる」


赤井は子どもたちの方を向いて「ところでオマエら、ナポレオンの事を知っているか？」と聞いた


光彦「えぇまぁ。一時期ヨーロッパを征服した、フランスの英雄ってことくらいは……」


赤井「よし。舞台の予習としてナポレオンに関したクイズを出してやる」


歩美「……え？赤井さんが？」


赤井がそういった事に驚きで「阿笠博士見たいでね……」と思わず光彦は言った

元太は「ダジャレじゃねぇだろうな……」と疑う目で赤井を見た

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