7つ目のキセキ -Last game-【黒バス】

第1Q 最狂のチーム ページ4

「まずは日本の特別チームの紹介です！！

チームStrkys！！」


テレビ画面越しにみるストバス会場
観客の前に立つのはよくみたあの顔



秀徳の宮地

桐皇の今吉

洛山のマネージャー 樋口

海常の笠松

陽泉の岡村

菅原の藤宮


牧田「うわ、なんか藤宮さんロン毛になってるw」
『相変わらずイカれてんなあの人』
瀬沼「ナンセンスにもほどがある……」


高校時代はスポーツマンぽかった藤宮が
いつの間にか髪を後ろで括っていた


今吉「なんでお前ロン毛になったんや藤宮」
藤宮「あ？イメチェンってやつだよ」
宮地「絶対似合ってないから今すぐ切れ」
藤宮「似合ってるわ！ゴタゴタぬかすな」
今吉「なんちゅーかもうヤカラやな」


見た目は変わっていても、
実力は侮れない。

それはAがよく知っている

自分がエースを張ったチームの主将だ



いくら本場のストバスチームとはいえ
いい勝負になる。








そう、思っていた＿＿＿







『……気に食わねぇな』
牧田「ん？この試合視えたってこと？」
『ちげぇよ。なんていうか、あいつら手を抜いてんだろ。わざと点を取られにいってる。


要するに藤宮さん達を舐めてんだよ』






藤宮「おりゃあ」




＿＿＿ｶﾞｺﾝ

高校時代と変わらずパワフルなプレイをみせてくれる藤宮

だが、対するジャバウォックは圧されてるよりも あえて やらせているという感じが伝わる

＿＿ｼｭﾀﾀﾀﾀ




牧田「うお！なんだあのプレイ」
『ストバスではああいった挑発は華になるからな』

ハンドリングが得意なAも思わず口が開くような高速な技







しかし、そのどれもが選手を挑発しているだけのものだ


牧田「……」
瀬沼「……」





牧田「ってもこれはきもちいいもんじゃねぇっしょ」




『………………』






許せなかった。
本気で向き合わないことも
慕っている藤宮がおちょくられているのも

自分のバスケを、
自分がまた好きになれたバスケを、
玩具にされている気分だ＿＿＿









＿＿ﾋﾟｯﾋﾟｰ






為す術なく 点差を突き放され
ジャバウォックに圧倒的な敗北をした

「あっあのっ...
素晴らしい試合でしたね
よかったらファンの皆さんに一言...」


ナッシュ「そうだな...
今回の試合で改めて思ったよ。

お前らを見てると心底ヘドが出る


ここにいる奴ら全員。
いやこの国でバスケごっこをしている奴ら全員
今すぐやめるか死んでくれ」


その言葉にAの拳は無意識に力が入る

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