第24Q チームに託す ページ27
＿ﾜｧｧｧｧｧ
沸き立つ観客
赤司とナッシュの1on1は激しく観客を魅了する
勝負が着いたのは一瞬だった
赤司「っ...！」
_ｽﾄﾝ
気づけば赤司は膝から崩れ、ナッシュが抜かす
『まだだｯ!!』
すかさずカバーをするようにAが立ちはだかる
『…(パスか、シュートか…
くそっ、手札がありすぎて読み切れねぇ)』
_ﾀﾞｯ
次の瞬間、予備動作無しでAを抜くナッシュ。
コンマ数秒Aの反応が遅れそれを許してしまう
牧田「Aが抜れた!?」
あっという間にシュートを決めようとするナッシュ
＿＿＿ｶﾞｯ
青峰が跳んでそれを止めにかかるが
＿＿＿ﾋﾟｨｨｨ
「バスケットカウント!!ワンスロー！」
ファウルをとってしまい、
挙句の果てにゴールまで決められてしまった
これでまた点差が離れていく
正真正銘、このコートはナッシュのものだった
焦るAの耳に ゆるい声が聞こえてきた
紫原「あのさ〜ここはオレに任せてくんない？
OFもDFもおれんとこにボール回してよ」
『シルバーとの1on1に持ち込む気か？』
緑間「それははっきり言って一番勝算が低いのだよ」
まだ紫原では シルバーのパワーに適わないだろう
紫原「だからいいんじゃん」
そういうと紫原は、桃井からヘアゴムを借りて
髪を縛り始める
紫原「てか勝算って何？
勝つしかねーんならしんでも勝つだけだし」
紫原の目を見て、Aはわらった
『俺はいいぜ。そんじゃ一旦、ナッシュは赤司に託して
火神にバトンパスするかな』
赤司「もちろん、構わないよ」
牧田「A、良かったの？」
『誰が負けっぱなしでいるって言ったかよ
ナッシュの突破口を捨てたわけじゃねぇ。
今はただ＿＿＿』
信頼出来るチームメイトに託しただけ
紫原ならシルバーを食い止められる。
その為にはインサイドを強化しつつ緑間のアウトで得点を狙う
その間、ベンチからコートを見つめるA
＿＿＿なぁ、兄貴。俺はいつも助けられてるよ
ふわり。優しく風が吹いた気がした
┈┈┈┈
＿ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
＿＿＿ﾊﾞｼｯ
『うわ、また抜かれた…。なんで』
秀人「速さではAに追いつけねぇけど
ボールの呼吸だけは聞こえるし、
動き出しの一瞬だけテンポが崩れるからな」
『そんなのありかよ…』
秀斗「バスケの才能じゃ適わねぇけど
バイオリンではお前に負けねぇからな」
待ってろナッシュ、次にコートに来た時は
お前をぶち抜いてやる
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SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます！やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから！！ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - この作品が大好きです！橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます！じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです！ (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年1月24日 23時
