第16Q 完全無欠 ページ19
__キュキュ
___ダムダム
ゾーンに入った男が2人いるようなものだ
その圧は会場全体にまで伝わる
シルバーが勢い任せにダブルチームを振り払おうとするが
_シュッ
___パシッ
青峰がそれを阻止し、黄瀬がその隙にスティール
若松「(すげえ…さすが圧巻だぜ
一瞬青峰が2人いるかと思っちまった…)」
火神「(しかもなんだよ…
黄瀬がわざと抜かせて青峰がフォローした瞬間にバックチップ。息もピッタリじゃねーか!)」
フォーム、テンポ その全てがぴったしに揃っている2人
振り払うだけでも精一杯だろう。
そして、勢いはとまらず
_____シュッ
青峰はシルバーに邪魔されつつも
フォームレスシュートで得点を重ねる
それでも_____
青峰「パスのタイミングおっせーよ!
あと一歩早けりゃもっと楽にいけたのによ!」
黄瀬「はあ!?もっとっスか!?
青峰っちちゃんとそれとれるんスか?!」
青峰「ったりめーだろ!バカ!!」
言い合う2人は普段と変わらなくて
それに桃井はどこかほっとする。
そんな二人を見て黒子もベンチから声を上げる
黒子「頑張れ!!青峰君!黄瀬君!」
隙のないディフェンス
そして文句なしの得点力
いける_____誰もが思っていた
ナッシュを除いては
ナッシュ「(なるほどな、そんでダブルチームで空いた穴をまとめてセンターのあいつがケアするって訳か。
確かに相当な守備範囲の持ち主だ、可能かもな。
そんでもしもの時はあの瞬足の8番がフォローをする。
だいたいやりてぇことはわかった、
ただし…)」
ナッシュ「パスを出すのが俺じゃなかったらな」
赤司「ッ・・・」
『…チッ』
反応速度云々じゃない
コンマの隙をみて一瞬でボールを渡すナッシュ
紫原もブロックに入り橙野もカバーに入るが
__スッ
『…バックステップ!!』
_スパッ
ブロックをものともせず得点は重ねられた
『………』
【
それでも、ナッシュを前に目は意味をなさない。
コートの隙をみることはできても
天帝の眼でなければ僅かな予備動作は見れない
その分カバーに向かう速さはある
しかし、ここにきて誤算があった
シルバーとナッシュ以外のメンバーもまた
侮れない実力をもっていたことだ
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SEI(プロフ) - むさん» ありがとうございます!やっぱり色々あっても根底の好きは変わらないものですから!!ご愛読ありがとうございました (10月4日 22時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - この作品が大好きです!橙野くんが段々と心からバスケを楽しむようになっていく様子が本当に良かったです。 (10月4日 20時) (レス) @page37 id: ce382c9cb6 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - なるさん» コメントありがとうございます!じっくり執筆していたので、とても嬉しい限りです! (2023年2月5日 10時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - とても読み応えのある素晴らしい作品でした。 (2023年2月5日 8時) (レス) @page37 id: 285e4df361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SEI | 作成日時:2023年1月24日 23時