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第13Q:ハイペースな試合 ページ15

火神のスーパープレーにより急遽 全面を使うことになり、慌てて準備をする海常のメンバー。



中村「あれ、天神だろ。」

中村が壊されたゴールを指さすと天神は微笑む



『さぁね?でも、力がないならそんなアドバイスしない』



監督「黄瀬、ちょっとこい!!」



ギャフンと言わされた監督は黄瀬を出場させる


『楽しみはここからじゃない?』


ベンチに戻った天神の片手には以前作った誠凛の資料。



『どこまで黄瀬くんについてこれるかしら?』




「きゃーーーーー!!」



観覧席から聞こえてくるのは女子の黄色い歓声
黄瀬が海常のレギュラーになってからはよく見る光景だし、天神は帝光からよくみた景色だった。




笠松「てめーもいつまでも手を振ってんじゃねぇ!」



_ドゴッ


黄瀬「いてっ、すみません」



笠松「てゆーか、今の状況分かってんのか黄瀬!キッチリお返ししなきゃ失礼だろが!」






お返し、その言葉に黄瀬はほくそ笑む

試合再開。








真剣そのものの黄瀬は笠松からのボールを受け取ると先程の火神のようにダンクをした。



_ガッ





笠松「ばかやろー。ぶっ壊せっていったろ!」





_ゲシッ





黄瀬「いてっ」



『(まぁ、威力はすごいんだけど)』






黄瀬「おれ、女の子にはあんまりっすけど
バスケではお返し忘れたことないんすわ」




キメ顔で黄瀬は火神に言った。





『(黄瀬くん…決まってないからね、それ…)』









火神「上等だ!!黒子よこせ!!!」




黒子からのパスで火神がダンクを決める。




笠松「こっちも全力で行くぞ!!」









__16-17









試合開始3分で、ハイペースな試合が行われる。黄瀬と火神。強すぎる矛により、ノーガードで殴り合う展開となった。







『…ホントのキセキの世代同士が戦ったら
どうなっちゃうんだろ…』







キセキの世代をよく知ってる天神だからこそ
漠然とそう考えた。





「誠凛タイムアウトです!!」







あまりのハイペースな試合。
天神からみても、リコの判断は妥当だった。

第14Q:黒子の弱点→←第12Q:透明少年



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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時

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