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第58Q:一心同体 ページ34

牧田「お、A。戻ったな。」



コートに向かえば、既に菅原のメンバーが待っていた。
そんな彼らの姿に妙に安心したのは気のせいでは無いはずだ。




『牧田…ありがとな。




俺を…俺たちを…』





牧田「いいって、いいって。んなことは後で
プレーで返してくれんだろ。」



『当たり前だろ。俺を誰だと思ってる。』



牧田「はいはい。神さま仏さま橙野さまですよ。」


『…フッ』



藤宮「その顔だと、いい戦略が仕上がったようだな。」



『当然。』



藤宮「生意気な。まぁ、いい 頼んだぞ」



『はい。黒子がボールを持った時は、俺に任せて下さい。』




藤宮「うっし、第3Qもぶちかますぞ」






「『おお!!!!!』」





橙野がちらりと観客席をみれば、ふわりと微笑んだ兄が見えた気がした。じっくりと目を凝らすとその姿は見えなくなったが、きっとあれは幻なんかじゃないのだろう。





『(兄貴……見とけよ。)』







黄瀬「いよいよ、後半戦っすね。」

小堀「あぁ。まぁ、絶妙に点差はあるが、誠凛もまだ追いつけるだろう。展開が楽しみだな」






選手たちがコートに入りポジションにつく。






先程と同様に橙野のマークについた黒子は少しの違和感を覚えた



黒子「(…橙野くん。さっきまでとは、また随分雰囲気が違いますね。)」



日向「黒子っ」



日向からのパスが黒子に回った時試合は動いた。









__バシッ









橙野が黒子のバニシング・ドライブを打ち破ったからだ。




火神「なに!?」

日向「黒子のボールが…」

リコ「ミスディレクションが効いてない!?」




橙野は、ぶつくさぶつくさボールのテンポを口ずさんでは、その音に合わせて、ボールを払ったのだ。






橙野はニヤリと笑った





『兄貴、完成したぜ。【リズミック】 』









橙野の背中では兄が微笑んでいた
彼ら兄弟は一心同体となり戦っていた。

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(プロフ) - SEIさん» いえいえ!こちらこそ、素晴らしい作品をありがとうございました! (2022年2月19日 3時) (レス) id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 漣さん» 長編の一気読み!!最後まで愛読していただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたなら光栄です! (2022年2月19日 2時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 今読み終わったのですが、一気読みしました!すごく楽しい、そして素敵な作品でした。ありがとうございました! (2022年2月19日 1時) (レス) @page50 id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございました!! (2020年3月7日 13時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ!設定のとこにアバウトに書き込んできますね (2020年2月19日 23時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2019年12月3日 14時

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