淡い残像に手を伸ばす【呪術廻戦】 (ページ4)

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「転校生を紹介しやす！！
テンションあげて皆！！」

担任の五条のテンションがとにかく高かったのは覚えている

＿＿「聞いたか？今日来る転校生」

今年の高専の1年生は4人
呪霊操術の使い手、萩原A
突然変異呪骸、パンダ
呪言師の末裔、狗巻棘
呪具使い、禪院真希

呪術師は特殊ゆえに今更くる転入生自体は
珍しくは無いのだが
問題はその人物にある。

パンダ「同級生4人をロッカーに詰めたんだと」
真希「殺したの？」
狗巻「ツナマヨ」
パンダ「いや、重症らしい。」
真希｢お前はなんか知ってんのかよ｣
『…元々は秘匿死刑が決まってたって位
昨日五条せんせ浮かれてたし。』
真希「ふぅん…ま、生意気ならしめるまでよ」
狗巻「おかか」

そんなことを聞いているからか
歓迎モードになるわけもなく

五条「あげてよ…。」

真希「随分尖った奴らしいじゃん。
そんな奴のために空気作りとかごめんだね」

五条「…ま、いっか。入っといでー！！！」

真希｢(シカトこいてやろ)｣

がらりと扉が開き転入生が教室に足を踏み入れた瞬間だった。

＿ｿﾞﾜﾘ

背筋が震えるようなおぞましさが教室を支配する

＿ｽﾞｼﾝ
＿＿ｽﾞｼﾝ

1歩、1歩と歩く度にそのおぞましさは度をましてくる

この転入生は、呪われている＿＿＿＿＿

乙骨「乙骨憂太です、よろしくおね…

＿＿＿ｼﾞｬｷｯ

真希の呪具が乙骨の首スレスレにささる。

考えるよりも早く、1年生は戦闘態勢に入る。
Aも手持ちの呪霊を数体、教室に放った。

『これ、なんかの試験のつもり？』
真希「おい、オマエ呪われてるぞ
ここは呪いを学ぶところで、呪われてる人が来るところじゃねーよ。」

突然の転入生のおぞましい呪い
困惑するなという方が無理があった。

五条「日本国内での怪死者・行方不明者の数は年平均7万人を超える。そのほとんどが人の肉体から抜け出た負の感情
“呪い”による被害だ。
中には呪詛師による悪質なものもある
呪いに対抗できるのは同じ呪いだけ
ここは呪いを学ぶ都立呪術高等専門学校だ」

乙骨(事前に言ってよ…!!)
«(今教えたの…？)»
五条(メンゴ…)

Aは、ため息をついた
まぁ、五条のことだ
何を言っても無駄だろう

秘匿死刑を無理やり提げたのも五条だと聞く
話だって突然決まったのだろう

五条｢あっ、早く離れた方がいいよ｣

＿ﾇﾙﾘ

乙骨の後ろから姿を見せる呪霊

｢ゆゔたを゙をを虐めるなあ゛」

乙骨｢待って！！里香ちゃん！！｣