歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者6人目 ページ7

『ただいまー』

みっちゃんが手を洗う
と洗面所を指差す。

それでも鞄とブレザーを
持ってくれるあたりは
紳士的だ
紳士なお母さん…？みたいな

帰ってきて、ご飯がもう用意されているのが
凄く嬉しい。


私は軽音部に所属している。
もうすぐ文化祭も近いので
練習日が増えているが、
大変だが好きでやってる事なので
苦ではない。

でも、疲れている時に
ご飯を作るのは苦だったので凄くありがたい。



彼のお陰か、私の家は
凄く綺麗だ。


『みっちゃん、いつもありがとう』

思った事を口にすれば
ふいっ、と目を逸らす所とか
家事とかそつなくこなせる所とか

知れて良かったなぁと思う。
毎日新しい発見が絶えなくて割と楽しい。


身支度を整え
彼を布団に案内する

また、彼がお姫様抱っこしようとするのを
制止する。

『二日も床では体調崩します！
駄目です。今日みっちゃんはお布団です！』

困った顔をするみっちゃん
少し考えた素振りをして

また私を持ち上げる。

『だから、みっちゃんはお布団！』

暴れる私を抱き抱えて
布団に下ろす。



で、今度は自分も布団に寝そべる。







『え、』


状況を理解した時にはもう遅く
目の前には寝息を立てるみっちゃんの姿が









『まぁ、いっか。』

私も寝る事にした
数日しか一緒に居てないけど
みっちゃんには安心できる
何かがある気がする。











私はそっと眠りについた。

歴史修正主義者7人目→←歴史修正主義者5人目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す