歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者16人目 ページ17

『大丈夫って思っても緊張する…』

「テンパってミスるなよー」

『や、やめてよっ』

ライブまでの時間はあっという間で
もうステージ裏だ

3人という若干少ない気もするバンドだが
ここまで3人でやってきたんだ。

「そろそろ出番！
2人とも、初めての文化祭ライブ
絶対成功させよう！」

『「おう！」』

ステージに立ったら
やっぱり緊張はするけど

怖いってよりは
楽しくて

楽しい時間はあっという間だった。



沸き上がる歓声が嬉しくて
このステージが一体化している気がして



『「「ありがとうございました！」」』



私達のライブは初めてにして
成功を収める事ができた。


終わったあと
いろんな人が
ステージの出口付近で出待ちをしていて、
感想を言ってくれた。


私の学校の軽音部は
活動が盛んだからか、
地域住まいの若い人なども
多いらしい。


これじゃ感想と差し入れの嵐だ
持てる量も限られているので
嬉しい悲鳴だ。

貰いがら前に進んでくと








目の前に小さな花束が出された。



「ファンになりました！
かっこよかったです！」


びっくりして
顔を上げると、そこにいたのはみっちゃんで


彼は、はの字に眉を下げつつも
照れくさそうに笑顔を見せてくれた


後ろから見ている友人達がにやにやしている。
少しどころでは無く恥ずかしいが

何よりも嬉しかった。

『ありがとう!!次のライブも
期待しててね。』


私はその花束を
そっと受け取った。

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