次の任務米花町だって

その言葉の意味は ページ7

コナンside


『ごちそうさまでした〜悟ありがと〜』

「まだなんにも言ってないけど？」

「毎回ほんと悪いね」

「思ってる？」

『「……まぁ」』

「思ってないだろ……」



あの3人が座ってる席の方から聞こえてくる会話
どうやらもう帰るらしい
2人が来て30分程度か？

また遭遇するか分からないし……一か八か声掛けてみるか


「あれ？お兄さんたちもう帰るの？」

「あぁ。帰ってやらないといけない書類があるからね」

『ちゃんとしないと上に叱られるからね〜学長が』

「学長？」


ということは大学……もしくは専門学校の関係者か？
教師にはどう見ても見えないし…この包帯の男はどうやって歩いているんだ？


『あ〜私たちの上司…先輩？みたいな人だよ』


「へ〜」


2人の後ろにたってる女の人が答えた
3人の関係はさっき向こうの席で話してたとおり学生時代からの付き合いなんだろう



「じゃあ次は僕から君に質問いいかな？答えたくない場合は答えなくてもいいからさ」

「う、うん」


俺に質問？まずい……さっき見てたのがバレたのか？
それとももっと……


「君は…何者だい？」

「え？」

もしかして気づいたのか！？俺の正体に？
でもどうして、3人はずっと話してたし俺の事なんて別に何も
それにどういう意味だ


「ちょ、悟」

「僕はただの小学生だよ？」


『だってさ。ほら早く帰るぞ』

「え、いや、ちょ、気になるじゃん」

「ほら何言ってんだこいつみたいな顔で見られてるから帰るよ」

『すみませんね、えっとお会計いいですか？』

「え、えぇ」


「色々お騒がせしました。ほら帰るよ悟」

『今日私が払ったから今度は悟ね』

「ｯて僕いつも出してるじゃん！……まぁじゃあね、また会ったらホントのこと教えてよ」

最後に包帯を少し上にずらした、悟と呼ばれてた男…あの目どこかで……
それよりもホントのことってなんなんだ？
もしかして本当に俺の正体を……


「コナンくん……もしかして」

「気づかれたのかな」

「追いかけなくて大丈夫なのかい？」

「今追いかけてももう遅いよ……」

その人たちが歩いていった方向を見てももう姿を見つけることは出来なかった

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