次の任務米花町だって

女の身柄 ページ36

降谷side

一般人にここまで話してしまっていいのだろうか
そんなことを考えたがこの2人…いや、この人たちの連れはあんな銃撃があった中怪我ひとつなく砂埃1つなかった。

きっと只者ではないだろう。

調べるにも情報が少なすぎたがわかったことがひとつ。
あの3人は東京都立呪術高等専門学校という宗教系の学校の教師だった。

この高専になにかあるのか？


「だから協力をしてもらいたい」

「え〜どうする？」

『え、私に振るの？……条件付きでなら協力してもいいかなって思ってるけど』

「条件？」


……金か？それとも身バレ防止か？観覧車の中で見た不思議なチカラのことを公表しないでくれ…って言うのもありうる。


『その女性を私たちが先に見つけたらその身柄預かっていい？』

「……は？」

『だから私たちはその女性が欲しいの。情報が欲しい訳じゃなく女性の身柄がね。勿論その情報の流出をさせないよう監視だってする』

「性格わっる」

『あんたに言われたくないよ』


キュラソーの身柄を……？
情報が欲しい訳じゃない？それならなぜ……
それにあの女がどんなやつかなんて知らないだろう


「いくら貴方達でも身柄を預ける訳にはいかない」

『それじゃ、交渉決裂ね。あ、私優しいからあ子供たちに安室さんは警察だったなんて言わないから』

「いや、ちょっと待ってくれ」

『まだ何かあるの？』

「理由を聞きたい。あなた方がその女が欲しい理由を」

『人払い頼んでも？』

「わかった。」









「それで…何故貴方達が介入してくるんだ？」

「僕らは東京都立呪術高等専門学校に所属する術師なんだ。本当は教えないつもりだったけど公安なんだ！とか先に言われるとね〜」

『世の中には呪霊。言わば呪いというものがあるの。年間その呪いのせいで結構な人数が亡くなってて、警察はほとんどそれを事故と処理するわ』

「それでその被害を拡大しないため、被害を減らすために僕ら術師というものがいるんだ」


……彼らは何を言っているんだ？呪い？呪術？そんなものが本当にこの世にあると言っているのか？


『まぁ話すより見てもらった方が早いんだけど…あぁ。丁度いい感じのいるね。とりあえず1回目を瞑って開いてみて』

「はぁ。……なんだこいつらは」


1度目を瞑り開くと外国の映画に出そうな…なんというのか、変な生き物が目の前に浮いていた

呪術とはなにか→←感は当たる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す