わちゃわちゃ ページ5
坂田さんのおかげで緊張もだいぶほぐれてきた頃にまた扉を開ける音が耳へと届いた。
誰か……かと思いきや、足音は複数で。扉の方へと目を向けるとそこには残りの三人であろうと思われる方達がゾロゾロと入ってきた。
「あっ、うらさん‼」
うらさんと呼ばれた男性は片手をピッとあげて「よー、坂田」と気だるそうに言った。
まるで飼い主を見つけたかのようにすぐさま反応した坂田さんに少し萌えてしまったのは私の胸にしまっておこう。
「お前早いなー」
「おっ、お隣にいるのがもしかして柿Pさん?」
「あ、はい…!」
「はじめまして〜、センラです。よろしゅう」
「よ、よろしくお願いします」
ニコニコと笑顔を向けながら手をスッと差し出してくるセンラさん。
坂田さんもだけど近くで見るとかなり身長が高いのがうかがえる。
うらたさんは……遠近法かな、近くで見ると思っていたよりも低くて可愛らしいなと思ってしまった。
そしてなにより、センラさんの色気だ。
言葉にならないとはこのことだろう。最年少とは思えないほど大人のオーラを漂わせ、本音を言うならば今すぐにでも帰りたい。
そんな私の心情なんて知らず、センラさんはニヤリと口元を歪ませた。
「はっは〜ん。やから坂田は早う来たんか」
「え?」
「柿Pさんが楽曲担当やるってなった時一番喜んでたの坂田やもんな〜」
「んああああ‼?おまっ、本人さんおる前で言わんくてもええやろ⁉」
ニヤニヤと身体を反らせながら笑っているセンラさんに対し、坂田さんは顔を真っ赤にしながら彼の胸板を「バカ!アホ!胸毛‼」と言いながらポカポカと叩いていた。
こう思うのは失礼かもしれないけど、私はこの状況に和んでしまっている。
微笑ましいなぁ、なんて思ってたら誰かにポンっと肩を叩かれ振り返ると、泣きぼくろが印象的な紫の髪色をした男性がこちらを見つめていた。
「ウチの二人がごめんな?」
「いえ、全然!皆さん仲がよろしいんですね
見ていて楽しいです」
「そう言ってもらえると嬉しいんやけど…
あ、そういえば自己紹介してなかったな。俺は志麻よろしくな」
「はい、よろしくお願いします」
彼もまた色っぽいなぁ〜なんて、泣きぼくろがまたその色気を増幅させている。
身体つきもガッシリしていて男らしく感心していると「あー!まーしぃが口説いてる‼」なんて先程まで言い争っていた坂田さんから言い放たれた。
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久住花子 - まっww塾一緒なんですけど← (2020年1月10日 23時) (
レス) id: a45da1f95d (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - over the rainさん» いえいえ、こちらこそいつもありがとうございます…! (2019年12月25日 20時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 了解しました！ありがとうございます！ (2019年12月25日 17時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - かんな鬼灯さん» ただいまです、ありがとうございます！頑張ります (2019年10月12日 21時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
定春(プロフ) - 明日香さん» ありがとうございます！その言葉を胸に止めて頑張らせていただきます (2019年10月12日 21時) (レス) id: 275c998899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：定春 | 作成日時：2019年8月28日 1時
