復讐と恋とヨングク９ (ページ27)

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★手がかり-２- ページ27

ヒムチャンside

ミヨンはどうしているのか？考えると一睡もできないまま翌朝を迎えた。

ヨングクを見ると、目が赤かった。

ヨングクもまた眠れなかったのだろう。

俺達は、早朝から社長室に集合した。

早く情報が入って来ないかとイライラした。

ミヨンの居場所がわかれば、即迎えに行く準備はできている。

早く、早く…気持ちは焦った。

社長室の電話が鳴り俺達全員に緊張が走った。

社長が出て、｢はい、そうですか…わかりました。｣と電話を切って首を横に振った。

ミヨンの行方は？

連絡によると、落ちていたミヨンのバッグをホームレスの男が拾って自分の物にしていたそうで、事情聴取の結果その男は拾得物横領で、ミヨンとは全く接点が無く失踪には無関係だった。

俺の電話に出たのもそのホームレスの男だったんだ。

男の話しによると、ミヨンのバッグを拾ったのはマンションの裏手らしかったが、それ以外何も手がかりが無く振り出しに戻ってしまい全員が肩を落とした。