11話 ページ14
氷浦side
片足を入れたまま靴下をかたっぽ履いていたせいで間に合わず狐に戻ってしまった。
なんとか、陸に上がろうとしたが、逆に遠ざかるばかり
いつの間にか、湖の真ん中まで来てしまった。
俺は溺れないように必死にバタバタして踏ん張っていた
なにかが陸にいるのが見える
その人物は、靴と靴下を脱ぎ捨て湖に飛び込んだ
そして俺の方に向かって来た
Aだ
夜中出掛けてそのまま帰らずにここで狐に戻ってしまったから帰れず、探しに来たのだろう。
俺は安心して残り少ない体力で踏ん張ってたのをやめ力無く沈んだ
なにかが体に当たった
Aの手だ。助けて貰ったんだ...
御礼を言いたい...
けど今の俺では無理な話
そしたらAが
「ハァ、ハァ...きーちゃん大丈夫!?」
って言ってくれた。
だから俺は、"ありがとう"の気持ちを込めて鳴いた
そして、Aに微笑んだ。
俺は、そのまま疲れ果てて寝てしまった
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稲妻利菜 - アリスさん» コメントありがとうございます!発想力を誉めてくださるとは...!!貴方はてるみん様ですか!? (2020年5月20日 18時) (レス) id: bc270ae179 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - こんにちは!作品読みました!『入れ替わって恋に落ちたたり、狐になってしまったリする』という発想力、すごいですね!狐になってからどうなるのかとても楽しみにしています(^o^)/ (2020年5月20日 13時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲泉利菜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Inazumarina/
作成日時:2020年5月18日 3時