神の嫁【桃】

４２話目 ページ47

夢主side

翌日。

『……ん』

時刻は午前７：３２…

『やばっ、遅刻！』

普通に遅刻する…！

『行ってきま………、いってきます』

早足で登校する。

『ごめん、春香！』
春香「あっ！やっと来た…珍しいね、こんなに遅いなんて」
『あー…ちょっとね』
春香「なに？また深夜まで勉強でもしてたの？」
『うん。まぁ、そんなところ』
春香「もー、ダメだよって言ってるのにー」

学校に着くと、さとみくんの席を確認。

案の定、私の席の隣は空席だった。

空席というか、なにも無かった。

元のひとり席に戻ってたわけだ。

もう、みんなの記憶から、さとみくんは消えちゃったのかな。

覚えてる人、いないのかな。

『……、』

本鈴が鳴り、朝のＨＲが始まる。

私は窓の外を見つめながら、机に突っ伏した。


先生「…………ん、………さん、……せさん、桃瀬さん！」
『ﾊｯ、はい！』
先生「大丈夫？さっきからボーッとして…保健室行ってきたら？」
『えっと…大丈…』

あれ、そういえば、保健室の先生、さとみくんと私のこと、知ってたよね…

なにか覚えてないのかな…

『……頭痛いので、保健室行ってきますね』
先生「えぇ。ひとりで大丈夫？」
『大丈夫です』

保健室は、本校舎の１階にある。

そこまで、色々考えながら歩いた。
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【らいたーるーむ！】

私最近、ＢＧＭを聴くのにハマってまして…

歌がない、音だけのやつね。

特に、しゃろうさんって方のＢＧＭが大好きで。

最近ずっとSpotifyで聴いてます笑笑

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