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No.6 ページ7

目を細めて何かを考え込むエマと、それを見守るレイ、ノーマン、A。

「やっぱ違ぇな、あの4人は」

木の周りに集まっている彼らを眺めながら、特徴的な鼻の少年、ナットが感心した様に言った。そしてそれにギルダが続ける。

「あのレベルが一度に4人……ハウス史上初だって」

「あ〜、そりゃママも喜ぶわ……」

離れた場所から4人に尊敬の目を向ける。

「勉強も運動も、異様(・・・)にとび抜けてるもんな」


「そうね。


中でも断トツの頭脳を持つ天才ノーマン


その天才と唯一互角に渡り合える博識で知恵者のレイ


抜群の運動神経と驚異的学習能力で常に他2人に追随するエマ


ズバ抜けた観察力と洞察力で他とは違う視点を持つA」

かちゃりとメガネを直しながら言ったギルダに、ナットが額に手を当てて顔を空に向ける。

「マジで何食ったらああなるんだよ!?」

意味わかんねぇ、と眉を寄せるナット。そんな彼に、ギルダはくすりと笑って人差し指をぴ、と立てる。

「食べてるものは同じよ♡
きっと私達とは神経系の出来が違うんだわ」

同じものを食べて同じように過ごしている筈なのに、何故こうにも違うのか。そんな話をしている横では、シンケーケー?とフィルがはてなを浮かべている。

「要するにバケモンなんだよ、施設(ハウス)が生んだバケモン!
だが常人には常人の戦い方がある」

見てな!と息を巻いて4人の元へ向かったドン。そんな彼をギルダは少し呆れながら見る。一体何を考えているのやら。

「ノーマン、リベンジだ。2回戦やろうぜ!
次、ノーマン以外全員『鬼』!ってのどうよ!」

この時、全員の心の中の意見が一致した。



……せこっ!

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ユウゴ - とても面白かったです!続きを早く読みたいです。楽しみに待ってます! (2020年8月12日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
雑食(プロフ) - ますださん» ありがとうこざいます!更新本当に遅くて申し訳ないです…… (2019年6月8日 21時) (レス) id: 9861b771f6 (このIDを非表示/違反報告)
ますだ - すごく面白かったです!更新楽しみにしてます! (2019年5月29日 21時) (レス) id: 84a7c43b1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑食 | 作成日時:2019年4月21日 18時

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