気絶させられて目が覚めたら炎柱の継子にされてた上にセクハラされる。

継子24 ページ24

ついに祝言の日になった。




白無垢を来て師範…杏寿郎さんの隣を歩く。




何気なく参列者を見ると炭治郎がいて、胸が痛くなった。




炭治郎も苦しそうな顔をしていて、それを見たくなくて自分の足元を見つめた。







それから沢山の人に祝われ、必死に笑顔を作った。





炭治郎はずっと、隅に座っていた。




ずっとこちらを見つめていて、私は悲しくて苦しくてずっと俯いていた。






その綺麗な瞳に汚い私を映さないで。








早く、早く終われとずっと思っていた。









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やっと式が終わり、着替えるために部屋を移動する。




部屋に入り襖を閉めると、一気に気が抜けてへなへなとその場に座り込んだ。





早く行かないと杏寿郎さんが来てしまう。






拙い動きで服を着替える。







ふらふらとした足取りで縁側を歩く。








ここは普通の造りとは違って少し高いんだよな、と思った時足を滑らせた。






体が傾き視界がぶれる。







景色が全てゆっくりに見え、やっと足を滑らせた事に気がついた。






慌ててお腹を庇い、これから来る衝撃にきつく目を瞑った。









ゴッ、と鈍い音が自分の頭の中に響き、脳が揺れる。





体を思いきり打ちつけ、そこで意識が途切れた。









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目が覚めた時、私は全てを忘れていた。

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