煉獄杏寿郎の歪んだ愛

愛50 ページ50

炭治郎side




お「そうか。話してくれてありがとう。炭治郎。」




お館様に全て話した。





炭「俺がもっと早く言っていれば何か変わったかもしれないのに、すみませんでした。」



お「いや、炭治郎は悪くないよ。言うには凄く勇気が必要だっただろう。よく頑張って話してくれたね。」





そう言われそっと頭を撫でられ、自然に涙が溢れた。




お「私も杏寿郎が学校を辞めるのを受諾してしまった。それにこうなるまで気付かなかった私にも非がある。」






皆、呆然としていた。



その時、宇髄さんがぽつりと言った。






宇「前世の、Aと煉獄の死因、本当は違うんです。」





皆が宇髄さんを見る。





宇「煉獄がAと無理心中したんです。」





これにはお館様も驚いた顔をしていた。


いや、絶望したような顔かもしれない。



皆青ざめていて、凍った空気が流れた。





し「……は？宇髄さん、嘘ですよね？」





しのぶさんが震える手で宇髄さんの服を引っ張る。




宇「俺、Aが洗脳されているのに気付いて、逃がそうとしたんです。でも煉獄に気付かれて、探しに行ったら……。」




宇髄さんが震えた声で言う。




宇「煉獄がAと自分の心臓を貫くように日輪刀で刺して死んでたんです。
俺、どうしたらいいか分からなくて、鬼に殺された事にしてしまったんです。
俺のせいで………」





その時、お館様がそっと宇髄さんの事を抱き締めた。




お「辛かったね。頑張ってくれたんだね。ありがとう天元。」





ぎゅっと下唇を噛んだ。


俺もAが煉獄さんに暴力を振るわれていたのに気付いていたのに。





お「このままにしておけない。皆、手伝ってくれるかい？」





全員が、静かに頷いた。









_______________




どんどん、どんどん事が大きくなっている……。




ここまで読んでいただきありがとうございます！！



皆様のおかげで続編が出来ました！






Aは逃げ出すのか！？


他の十二鬼月は！？


煉獄さんはこれからどうするのか！？


無惨とお館様は再会するのか！？





Aの運命は！？





これからもよろしくお願いします！！！

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