11時 ページ10
「……おとーさん」
「……………………なに?」
ぴくりと紅葉さんの片眉が上がる。まわりの温度が一気に下がった気がする。
……気がする、だけだ。
「紅葉さんは、知ってますか。私の両親が何処にいるか」
「……ふむ」
落ち着き払った声で頷く。周りの温度は融解された。
「知らぬこともない……知りたいか?」
「当たり前です」
素早くペンとノートを構える。聞き逃すなよ、自分。
聞く姿勢ができたと理解され、紅葉さんは喋り始める。
「……とはいえ、
最適解。
最も適した解……不確かな情報は言わないということか?
でも、ソレだと……
「鴎外さんが、父親……?」
「いつまで疑う気かえ?親は子に見放された時が一番つらい。逆も然りではあるがのう」
ぼんやりと彼女の言葉を聞く。
……分かってはいるんだ。分かっては。
「それに、首領も早く
困ったように笑う紅葉さん。
こうして私は、また誰かを傷つけるんだろうな。
(無自覚
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臣民(プロフ) - 坂竹会長さん» 返信が遅くなってしまい、誠に申し訳ありません……!お互いに無理のない程度に頑張っていきましょう!^^ (2019年6月6日 21時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - すッッッッッッッ(殴みません((!! 習い事の試験やら、学校という悪魔やら風邪やらなんやらで全然開けてませんでした…;;(笑)続編…!!更新頑張ってください!!私も頑張りまs((蹴発火 失礼しました_;;ーд#_ (2019年6月3日 8時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
臣民(プロフ) - もくれんさん» ありがとうございます!より一層、精進してまいりますので、よろしくお願いいたします! (2019年5月12日 22時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
もくれん(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年5月12日 18時) (レス) id: b1b6b426cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:臣民 | 作成日時:2019年4月21日 19時