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「グク、本当に見るの？」
jk「当たり前、A、こっちおいで」
あ、これ、夢だ。
すぐに気づいた。けど前にこの場面は見たことがある。
実際にあったことだ。
夜の12時くらい。
Aを俺の膝の間に座らせて、後ろから抱きついて、2人でホラー映画を見たんだ。
Aはホラーが苦手で俺は平気だったから、よくホラー映画を見てAがくっついてくれるように仕向けてたな。
目を両手で抑えるAをからかって、後ろからちょっかいをかけて、
くだらないことして、笑わせて。
「ぐく、みないなら切ろうよ、っ」
jk「ん、みてる」
「見てないじゃん、」
jk「ちゃんとA見てるよ？」
「馬鹿じゃないの」
耳を赤くするA。
可愛い。男にあまり慣れてないのが、ほんとに可愛くて。
「ん、 ぅ」
キスをすると甘い声を出すのも、
俺の服をぎゅっと掴むのも。
すっげーかわいいんだ、Aは。
jk「…、可愛、A」
「ぁ だめ、 グク、」
沢山キスマークをつけたのを覚えてる。
私なんか誰も欲しがらないよ、って俺がキスマークをつけるたび言ってた。
そんな事ないのに。
Aは本当にいい子で、可愛くて、優しくて、
時々抜けてて。
身長が高い女の人がタイプだったけれど、Aは特別。
小さくて細くて、守りたくなる子だった。
「グク。どこにも行かないで、」
急に、腕の中のAが俯きながらそう言った。
離すわけないよ。
その言葉を言おうとすると、何故か口が動かなくて。
ああ、夢が醒める。そう気づいた。
夢でいいから、醒めないでほしかった。
jk「A」
目を開けると、やっぱりAはいなくて、見慣れた宿舎の俺の部屋の天井だった。
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hargle(プロフ) - 更新再開待ってます！ (2021年9月8日 9時) (
レス) id: 239b70ca1d (このIDを非表示/違反報告)
bt21(プロフ) - 文章が丁寧でとても素敵でお話しもおもしろいです。更新楽しみにしています。 (2020年7月15日 16時) (レス) id: 5948c57769 (このIDを非表示/違反報告)
8(プロフ) - 夏さん» 報告有難うございます修正しました！( ; _ ; ) (2020年7月14日 12時) (レス) id: 75a8e43917 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - 更新待ってました^ ^ 10話のみ名前が青になってて変更できません(>_<) (2020年7月14日 5時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
8(プロフ) - Yuuさん» 返信遅くなってしまって申し訳ないです；＿；凄く嬉しいですがんばります！ (2020年7月14日 2時) (レス) id: 75a8e43917 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：8 | 作成日時：2020年6月28日 23時
