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24.新たな楽しみ ページ25

渚side

島に着いて船から降りるがやっぱりA達は居ない。

点呼が終わっても殺せんせーが何も云わなかったから業君達が上手く説明したのかな…。

耳の通信機のおかげで全員無事なのは分かったけど少し心配だな。

「渚君、カエデちゃん!僕達と遊ぼうよ!」

二人で隅の方で考えていると敦君が手を振ってきた。

近くには鏡花ちゃんと太宰先生も居る。

あ、名前呼びに変わったのは船の作戦会議の時だよ。

「うん!今行くね!」

三人が心配していないから大丈夫だよね。

僕は茅野の手を引き其方へと駆け出した。


夢主side

『あー、通信機から楽しそうな声が聞こえてくるー。其の空間にダイブしたいー』

「大声出すな馬鹿ッ、標的の部屋に行く前にバレたら面倒だろうが」

棒読みなのに大声を出す私を中也が小声で叱る。

標的の部屋は三階。

現在私達は中也の異能で天井にへばりついている。

海からホテルまで登る時も異能で歩いた。

『私は蝙蝠になりたい。…という事で逆さ立ちして良い?』

「今したら見つかるから止めろ」

『ちぇっ。龍は外套があれだから完璧な蝙蝠になれるよね』

「僕は蝙蝠では無い」

いやいや、髪も黒だし完璧だよ!

私も黒だけど気にしない、気にしない!

因みに龍は旅行始めから何時ものマフィアの格好してたけど、私と中也はもう少し夏っぽい格好をしていた。

とはいっても、服の裏には拳銃があるけどね!

「おい、着いたぞ」

中也はそう云うと下に降りた。

其れに続き私達も降りる。

三人分の靴の良い音がした。

私は銃を取り出すと勢い良くドアを開けた。


酒を飲んでのんびりしていた奴等を殺すのは簡単だった。

今は帰り途中。

下から帰れないので裏口を使うためにまた天井を進んでいた。

すると、少し遠くから男達の声が聞こえて来た。

「餓鬼……ジュースに…入れま…。はい、了解…」

餓鬼?

其の後の会話を聞いているとなんとなく私達のクラスということが分かった。

私は急いで通信機に語りかけた。

「聴こえる?ジュース出て来たでしょ?其れ、飲んだらダメだからね」

と、簡潔に云うと太宰は何か察した様だ。

「了解」と返答が来た。

私は声の主を見てやろうとゆっくりと近づいた。

すると其処にはあのタコの暗殺者リストに載っていた三人の殺し屋がいた。

…ふふふ、面白くなって来た!

もう任務も終わった事だし、次は此れで楽しませてもーらおっと!

私は笑いを堪えながら二人と共に裏口から脱出した。

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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月2日 19時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 絶対面白い!悪女ちゃんボコボコにして欲しいです!!更新楽しみにしております!!!! (2021年1月8日 19時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ - ここからが 面白いところなので 頑張って下さい!! (2020年3月27日 22時) (レス) id: c8a48f9c26 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 極・吹雪姫さん» きっと絶望の表情を見せてくれるよ!それでぶりっ子をいじめて夢主もどうとか言って結局罵倒されて落ち込むんじゃない?笑えるよもしそうだったら。そういう系のが見たいんで更新頑張って欲しい! (2019年7月15日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃々 - くふ、やば、面白ww早く続き読みたいので更新頑張って!! (2019年7月4日 19時) (レス) id: b63f1450b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiri | 作成日時:2018年9月17日 21時

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