２１．個性的な荷物 ページ22
夢主side
『あー、明日からリゾートだから必要なもの買いに行こうか』
珍しく全員(姐さんは除く)が揃っているリビングで私は面倒臭そうに云った。
「何が要るんだァ？泊まりの任務に行く時と同じので良いならあるけどな」
「私達は持ってない」
マフィア組は持っていて、探偵社組は持っていないか。
『どうせ今日暇でしょ？若しかしたら何か買い忘れとかあるかもしれないしみんなで行こっか！』
ということで無理矢理全員連れて行くことにした。
『あーつーいー！！』
冷房完備の室内とは違い外は真夏なだけあってとても暑い。
『みんなそんな格好で暑くないのー？』
「僕は少し暑いですけど、まぁ大丈夫です」
五人の中で一番薄着っぽい敦が答える。
「僕は此の外套が無ければ異能が発動出来ません故」
『お願いだから異能は使わないでね？』
そんな事を話しているうちにデパートに到着。
『んじゃ、一時間後に必要な物買って集合で。解散！』
全員でぞろぞろ動く必要もないだろうということになり入り口で別れた。
一時間後。
時間ぴったりに集まった私達は逃げようとしていた太宰を捕まえると家へと帰った。
そして各自支度をする為部屋へと戻ったのだが私は予想よりも早く終わったのでみんなの荷物を見せてもらうことにした。
〜鏡花〜
服と洗面具と兎のぬいぐるみ、其れに短刀。
兎と短刀ってどんなコラボレーション！？
〜中也〜
服と洗面具と葡萄酒とナイフ。
お酒持っていくのね…。
〜敦〜
服と洗面具とトランプと夏休みの栞。
其の栞持っていくの！？
〜龍〜
服と洗面具。
え、他に何も要らないの？
〜太宰〜
服と洗面具と蟹缶と蟹酒と包帯。
双黒揃って酒持っていくのかよ！
ツッコミどころ満載だった。
『うん、良いと思うよ。でも見つからないようにね』
私は死んだ目をしてそう云うと部屋まで逃げるように帰っていった。
それから暫く本を読んで過ごし気が付けば一時。
『あ、もうこんな時間』
私は本を閉じると部屋を出る。
音を立てないように気を付けながら私は目的の部屋へと辿り着く。
『やっぱり未だ起きてたね、太宰』
「こんな時間に来るなんて、夜這いか…嘘だよ」
手をポキポキ鳴らすと慌てて言葉を止める。
『明日の件なんだけど』
「其れは私に任せておき給え」
『宜しく』
そして部屋まで戻るとそのまま眠った。
因みに夢主の荷物
服と洗面具と短剣と小型銃。
実は一番ヤバいかもしれない。
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月2日 19時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 絶対面白い！悪女ちゃんボコボコにして欲しいです！！更新楽しみにしております！！！！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ - ここからが 面白いところなので 頑張って下さい！！ (2020年3月27日 22時) (レス) id: c8a48f9c26 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 極・吹雪姫さん» きっと絶望の表情を見せてくれるよ！それでぶりっ子をいじめて夢主もどうとか言って結局罵倒されて落ち込むんじゃない？笑えるよもしそうだったら。そういう系のが見たいんで更新頑張って欲しい！ (2019年7月15日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃々 - くふ、やば、面白ｗｗ早く続き読みたいので更新頑張って！！ (2019年7月4日 19時) (レス) id: b63f1450b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiri | 作成日時：2018年9月17日 21時
