九十時間目 ページ24
「おはよ、なんの話してんの？」
Aが、学校に来るとなにやら集まって話をしているようだった。
「おはよ〜Aくん。今糸成ってキラキラネームだねって話してたの」
「ド直球だな、倉橋。」
Aは少し顔を引き攣らせる。
「えっ！？ジャスティス！？てっきりまさよしだと思ってた」
そんな話をしていると、茅野が驚いた声を上げる、
「そんな外国人このクラスにいたか？」
「俺のことだよA」
「.....えぇっ！？お前ハーフだったのか！」
「俺はれっきとした日本人だ！
皆、武士の情けでまさよしって読んでくれてんだよ。卒業式でまた公開処刑されると思うと、嫌ったらねえよ…」
「そっか。Aくんは入学式の後に来たもんね。」
「木村くんの両親は警察官で、正義感で舞い上がって付いちゃったらしいよ。」
渚が説明をする。
「親は親で、つけた名前に文句言うとは何事だって叩いてくるしよ...子供が学校でどんだけからかわれるか考えたこともねぇんだろうな...」
「そんなもんよ、親なんて。」
「私なんてこの顔で綺羅々よ。
…綺羅々っぽく見えるかしら？」
「い、いや...」
「どっちかと言ったらキラだよな。」
Aが呟く。
「ちょ、Aくん...」
「うちの母親はメルヘン脳のくせに、気に入らないことがあったらすぐヒステリックにわめき散らす。
そんなストレスかかる家で育って名前どおりに可愛らしく育つわけないのにね」
みんなの顔が引き攣る。
「大変だね〜みんなヘンテコな名前つけられて。」
「「「「え！？」」」」
「カルマ、ブーメランって言葉知ってるか？」
Aが呆れ顔で言う。
「俺？俺は結構気に入ってるよ、この名前。
たまたま親のへんてこセンスが子どもにも遺伝したんだろうね」
「先生も、名前については不満があります。」
「殺せんせーは気に入ってんじゃん。茅野がつけたその名前」
「気に入ってるから不満なんです。未だ2名ほど、その名前で呼んでくれない人たちが…」
「あー、惟臣先生とイリーナ先生か。
確かに呼んでない気がする。」
「烏間先生なんて、私を呼ぶ時おいとかお前とか。熟年夫婦じゃないんですから！」
「いい大人が...殺せんせー！...なんて正直恥ずいし。」
「ちょ...それは俺にも問題が...」
Aは内心、いい年した大人(外見は中学生)の俺が
殺せんせーと呼んでいるのはどうなんだと考えていた。
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manimani(プロフ) - 匿名さん» 本当ですか！？ありがとうございます！応援ありがとうございますw (2018年3月30日 18時) (
レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - イメ画を描かせていただきました！良かったら見てください！http://img.u.nosv.org/item/guest/1522402151応援してます！ (2018年3月30日 18時) (レス) id: 426a9efd3f (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ララさん» 本っ当にありがとうございます！私は溜めて更新する派なので少し遅くなるかもしれませんが、頑張ります。 (2018年3月25日 15時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
ララ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2018年3月24日 23時) (レス) id: af65331ae1 (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ハルハルさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manimani | 作者ホームページ：http://sazanami
作成日時：2018年2月20日 22時
