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八十八時間目 ページ22

「あ、A。」



この日、Aは学校の帰りに
カルマと遊ぶ約束をしていた。



「学校帰りに二人でカフェとかいきなりどうしたんだよ。」



「ちょっとね。今日やること無くて暇だから
暇そうなA誘おうかと思って。」



「誰が暇人だ。誰が。」



「カフェって言っても飲食店だし、
ゆっくりするにはもってこいじゃないかな。」



そう言ってドアを開ける。



「わかってるって。やっぱこの時間帯はガラガラだな。」



二人は容姿端麗なため、他客からの視線を自然と集める。



「カルマとこうやって遊ぶの初めてだな。
で、なんでいきなりこんなことしようと思ったんだ?」



「Aのこと知りたいから。」



少し沈黙が流れる。



「カルマ俺のこと好きなの?」



「いや。」



「即答かよ。」



Aが顔をひきつらせる。



「前の中学校ってどこ通ってたの?」



「えっと…前は…」



Aは内心焦っていた。
前の中学校と言っても数年前のことだ。



「朝倉山中学…」



適当に昔近くにあった別の中学の名を言う。
嘘をつき、内心さらに焦るA。



「へぇ〜。じゃあどうしてE組に来たの?
A見る限り頭良いのに。どう言う問題起こした?」



殺されて、若返ったんで中学通ってますなんて言えるわけがない。



「道歩いてたら、突然襲われて返り討ちにしたら
その後少したって他生徒に発見されて、そこから
ずっと登校拒否してた。」



ものすごくありきたりで、半分正解。
返り討ちにはできなかったが、その後仕事仲間に発見されたのも本当。現在仕事に行ってないから
ある意味登校拒否中。



「テストの結果どうだった?」



「え、前期ならまぁなんとか。」



「やっぱり。やってないんだ入学テスト」



「は?」



Aは、「しまった。」と思った。
自分は入学テストをやる事はなしになっていた。
烏間のこともあり、入学テストをやる前から
E組に行くことは決まっていたからだ。



「Aが転校してきて次にビッチ先生。
律が来てイトナがきた。でもさ、A以外あのタコを殺すために来てるんだよね。ねぇ、Aはどうしてここに来たの?」



カルマがAの喉元にフォークを近付ける。
目の前にいるのは、中学生であり暗殺者だ。
甘く見すぎていた。



「俺は…。」

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manimani(プロフ) - 匿名さん» 本当ですか!?ありがとうございます!応援ありがとうございますw (2018年3月30日 18時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - イメ画を描かせていただきました!良かったら見てください!http://img.u.nosv.org/item/guest/1522402151応援してます! (2018年3月30日 18時) (レス) id: 426a9efd3f (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ララさん» 本っ当にありがとうございます!私は溜めて更新する派なので少し遅くなるかもしれませんが、頑張ります。 (2018年3月25日 15時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
ララ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい! (2018年3月24日 23時) (レス) id: af65331ae1 (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ハルハルさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年3月24日 8時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:manimani | 作者ホームページ:http://sazanami  
作成日時:2018年2月20日 22時

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