木曜日１ ページ29
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you side
｢リンちゃん、今日もお疲れ様」
『モトキくん、ありがとう。モトキくんもお疲れ様です』
「ありがとう、じゃ行こっか。〇〇水族館だよね？」
『うん、お願いします』
今日も仕事終わりに、昨日と同じように迎えに来てくれたモトキくん。そんな迎えに来てくれたもときくんの車に、昨日と同じように乗り込む。
乗り込んでふわりと香るモトキくんの優しい匂い、そんな匂いに、ドキドキする。
「リンちゃん、明日も仕事…だよね？」
『ん、仕事…だね。どうしたの？』
「んー、いや、明日俺らのイベントがあるんだ。いつかリンちゃんにも来てもらいたいなーって」
『イベント…かぁ。そうだね、いつか…いってみたいな』
「約束だよー？」
職場から水族館までそんなに距離もなく、すぐに着いた。チケットはもうあるから、そのまま入場口へと向かう。
モトキくんはキャップを後ろ向きに被って、マスクをしている。平日のこの時間だからとはいえ、他のお客さんが全く居ない訳では無い。それでも、もちろん少ないけど。
「イルカショー、ラストの回間に合いそう」
『ほんとだ、せっかくだし見たいな』
「ん、行こう」
パンフレットを片手に歩くモトキくんの後を歩く、キラキラと光る水槽の横を早足に。
「…後で、ゆっくり見ようね」
『！う、うんっ』
「皆さーん！こんばんはー！」
『わ、始まっちゃう』
遠くで聞こえたイルカショーのお姉さんの声に、お互いの足が少し早くなる。
『わ、ぁ…！』
もうショーは始まっていて、そのショーを目にして自然と声が出た。七色に光る照明と音楽、それに合わせて芸を披露するイルカ、非常に幻想的だった。
「濡れないところ座ろっか」
『うんっ』
円型のプール、入場口にいたスタッフさんもどこからでも楽しめるとは言っていたけど。少し後ろよりの、メインステージであろうステージの正面に座る。
『…綺麗』
イルカショーの間に、ぽつりと出たそんな言葉。
「綺麗だね」
そう返してくれたモトキくんの方に視線を向けると、モトキくんの瞳にキラキラした光が写っていて。
…すごく、きれいだと心の中でそう呟いた。
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レモン - とても面白いです！私、モトキ君推しなので楽しめています。これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 更新遅くなってしまって申し訳ないです……！そう言っていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます、更新がんばります！ (2020年2月18日 12時) (レス) id: 828ff03d5d (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - 何度もスミマセン。kikiさんの書かれるモトキさんの雰囲気が柔らかくて凄くときめきました…kikiさんのペースで大丈夫ですので、続き楽しみにしてます。 (2019年12月20日 17時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 善処様。嬉しいコメントありがとうございます…！嬉しいです、更新頑張れます。 (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりん様。ありがとうございます…！のろのろ更新ですが、これからも更新頑張ります！ (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki | 作成日時：2019年9月19日 23時
