五十三ミリ ページ8
体育祭からあっという間に２日が過ぎ、登校日となった。
「結局今日も一人なのかぁ…」
駅のホームで寂しく呟いていた。
「これからは一人じゃないぞ」
「…え？」
声がした方を振り向くとまさかの轟くんがいた。
「…え？ちょっ…何で…？」
予想外のことに思わず動揺してしまう。
「電灯が朝早い時間帯って言ってたからいつもより早く出たんだ。
そしたら、電灯がいたからさ」
「…どれくらい待った？」
「そうだな…三十分くらいか？いつ頃か分かんなかったからな」
そんなに待ってたんだ…
申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちてごちゃごちゃしていた。
「ごめんね…私が時間聞かなかったのが悪かったよね…」
「いや、俺もそんな発想なかったから。気にするな」
「うん、ありがと。」
それからはたくさんお話しした。
何時集合だとか、ヒーロー科では何をするのかだとか、身内にヒーローがいるとこんなことがあるよね、と言った会話だったり。
楽しかった。
しばらくして、無事雄英に着いた。
「じゃあまた帰りね」
「あぁ、学校で会えると良いな」
「うん！じゃねー」
私は速足でその場を去った。
後ろで轟くんがてを振っていることを知っていたけど知らないふりをしてそそくさ教室へと向かった。
それが照れ隠しだったなんてこと、轟くんには絶対言えない。
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のまーん(プロフ) - 千々さん» おけまる (2019年8月22日 14時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
千々 - え、ねえねえ、どうやったら文字のリンク張れるの？ここで雑談まずいから談話室の方来てよ。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年8月8日 21時
