四十一ミリ ページ43
数分前
俺は、治癒をしてもらっていた。
試合でできた傷はあまりひどくはなかったので、軽めの治癒だ。
表彰式もあるから早く行こうと思い、「あざっす」とだけ言って保健室を出た。
すると、幸にも不幸にも電灯がいた。
回りをずっとうろうろしていた。
「でん…」
電灯、と呼び掛けたが、途中で止めた。
何故かというと、それは電灯の行動だ。
見るからに迷子になっていた。
(可愛い…)
こちらに目を向けないほど必死なのだと思っていた。
だが、聞こえてしまった。
「はは、ホントにバカだな…」
自分を否定している。
さっきまでの電灯とは大違いだ。
(何があったんだ…？)
不思議に思い、無意識に電灯に近寄っていた。
でも、電灯はまるでこちらに気づかない。
ドンッ、と鈍い音がして、俺と電灯はぶつかった。
ここまでが隠していたこと。
隠す必要はないのかもしれない。
けど、言いづらかったのだ。
その事を言ってもどうせ何で悩んでいたかなんて教えてくれない。
それでも、今じゃないから。
焦る必要がないから。
だから、聞かないことにした。
「なんでもねぇ。道わかんねぇんだろ。早くいくぞ。」
「えー。ちょっと待ってよ。」
電灯は渋々ついてきた。
きっと、聞きたいんだろう。
でも、俺が言おうとしないから無理には聞かない、といったところかな。
(大丈夫、今度言ってやるから…)
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るぅ(プロフ) - ちぃさん» はい！！！！あざっす！！！ (2019年12月10日 20時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - るぅさん» いえいえ！こちらこそ急に指摘しまってすみませんでした。 私るぅさんの作品楽しく読ませってもらってます！！！これからも頑張ってください！！！ (2019年12月10日 17時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - ちぃさん» あ！すいません！ご指摘ありがとうございます！もうちょっと頭良くしてから小説書かないとですね...！ (2019年12月10日 15時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして、ちいといいます。読んでいて思ったのですが○○sidとなってるんですがsideの間違いではないでしょうか？いきなりの指摘ですみませんでした (2019年12月9日 23時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
千々 - はっはっは多すぎかワロタｗｗ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年4月18日 15時
