十二ミリ ページ13
心操side
負けちまった。アイツに絶対勝つっていったのに。
でも、この試合で分かったことが一つある。
電灯と緑谷の関係だ。
緑谷といとこなんて最初聞いたときは似てないと思っていたが、試合中一瞬緑谷が電灯と重なった。
今ではいとこだということが充分にわかった。
「はぁ・・」
ため息をつく
電灯に何て言えばいいんだろう
頭を抱える。
クラスのやつらはすごいといってくれた。
それでも、電灯にみっともないすがたを見せてしまったのは無くなるわけではない。
「どうするかな・・」
と、いった瞬間だった。
「心操―」
声がした。
振り向かなくてもわかってしまう、その声。
振り向きたくなかった。
「あれ？私だよ。私私。誰だか分かんない？」
なにも言えなかった。
普段ならツッコミをいれたり一緒なってボケたりするだろう。
けど、今はそんな気分ではなかった。
つい黙りこむ。
そんな俺にお構いなしに電灯は話を続けた。
「どうしたの？そこにネズミでもいるの？ネズミといえばさ、布団って柔らかいよね！」
「…何で布団の話になってんだよ」
いつもの癖でツッコミをしてしまった。
特に何かあるわけではないが、今の俺には少し気まずさがある。
「やっと反応してくれたね。良かったー！嫌われたんじゃないかと心配したんだよー！」
そう思われていたことに対して俺は反論した。
「そんなこと、あるわけないだろ…」
「あ！こんなこと言いに来たんじゃないんだった！私、心操にすごかったねって言いに来たんだった！」
「えっ」
すごかったねとわざわざ言いに来てくれたんだ。
それに対して嬉しかった。
「あっ言っちゃった。ま、いいか。そういうことで心操！
すごかったよ！カッコいい！さすが私の友だ！
よし、言いたいことも終わったから
バイバイ！」
電灯が去っていた。
「…マジか」
それが嬉しかったことは
絶対言えない。
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るぅ(プロフ) - ちぃさん» はい！！！！あざっす！！！ (2019年12月10日 20時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - るぅさん» いえいえ！こちらこそ急に指摘しまってすみませんでした。 私るぅさんの作品楽しく読ませってもらってます！！！これからも頑張ってください！！！ (2019年12月10日 17時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - ちぃさん» あ！すいません！ご指摘ありがとうございます！もうちょっと頭良くしてから小説書かないとですね...！ (2019年12月10日 15時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして、ちいといいます。読んでいて思ったのですが○○sidとなってるんですがsideの間違いではないでしょうか？いきなりの指摘ですみませんでした (2019年12月9日 23時) (レス) id: ec877f35b2 (このIDを非表示/違反報告)
千々 - はっはっは多すぎかワロタｗｗ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年4月18日 15時
