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「必要な物は全て此の箱に入ってますので何かあればこれらを使って下さい。Aいい子にしているんだぞ」

芥川はそっとAの頭を撫でる
するとAは嬉しそうに笑う


「其れでは、太宰さん、中也さん宜しくお願いします」

「任せてくれたまえ」
「安心して行って来い!!」

2人は胸を張って物凄い満面の笑みそう云う
芥川は三人に背中を向け歩き出す
ドアを開き芥川はそっと部屋から出る


パタンとドアを閉め数秒後

芥川はドアを背中に寄りかかり小さく溜息を着く。不安気な表現が自然と浮かぶ


実は正直、あの2人に預けるのが不安で仕方ない

面倒見の良い2人だが迚も仲が悪い
2人の口喧嘩をしている姿をAに見せたくなかった
だが運が悪い事に皆仕事が被ってしまいいない

なので渋々此の2人にAを預ける事にした



芥川は何も無い事を強く願い本部の廊下を歩き出す。本当に大丈夫なのだろうか・・・








芥川の予想通り2人の口喧嘩は開始3分足らずに始まった


「Aはね、私と遊ぶのだよ。ねー!A!」
『あーい!』

「ちげーよ俺とだよ!なぁー!A!」
『あーう!』


何という事だろう

22歳の大人が部下の赤子の取り合いをしていたのだ。流石にドアの前にいた黒服の部下もやれやれと呆れる

だが何も怪我も起きず平和に過ごしていった

そんなある日




『ぱぁぱ?』

ようやくAは父親が恋しくなる頃へとなった。いつも一緒に居た父親の存在がいない事に気づいた。

『ぱぁぱ〜・・・』

目が潤み眉を潜め小さな手をぎゅっと握りしめる。そして兄と母親の顔をじっーと見る
兄と母親も之には少し動揺する



『ぱぁぱ〜!!』

そう叫び遂には泣く
今日1度もう見せなかった涙

兄と母親は必死であやす
父親に渡された箱から玩具を取り出し泣き止まそうとする
だが絶叫し暴れるAはもう誰にも手に追えない状態。

誰もが助けを求めた瞬間・・・



すると思いっきりドアが開く


「A!!」

聞き覚えのある温かみのある大好きな声
その場の空気が一変し、Aはピタリと泣き止む

「ただいま。遅くなって済まないな」

そしてにっこりと微笑む。


『ぱぁぱ〜!!』

父親に手を伸ばし中原ママの腕の中で暴れる
中原ママは芥川パパの元へ歩き出す

そしてAは芥川パパの元へと辿る

Aは感情が溢れポロポロと零れる涙が頬に伝わり止まらない。

それを見た2人は
芥川パパには叶わないと思った2人であった

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ニコ(プロフ) - 中原マミーとやつがれパピーは草www (2022年1月16日 2時) (レス) @page6 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
ミカンチャン(プロフ) - 中也ままがツボwwwww夜中だから変なツボ入ったwwww (2021年12月22日 23時) (レス) @page6 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
- 白狐さん» それなですなぁ (2019年7月26日 22時) (レス) id: fe6437d156 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年4月27日 23時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すごく面白くて好きです!!更新止まってるのは残念ですが、頑張って下さい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: fc07deccbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちろっと | 作成日時:2018年5月20日 12時

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