126-JM- ページ26
行ってしまったジョングクの背中を見つめながら、俺は一体どうすればいいのか考えた。
「テヒョン、さっきの何」
ただAちゃんがどこかへ消えたのも、ジョングクが怒らせて、それでいて悲しくさせたのがこいつだというのはわかった。
「さっきのって、勝手にってやつ？」
「ああ」
「何って言われても困るけど、」
「ジョングクがAちゃんのこと好きなの知ってるよね」
「うん」
「じゃあ2人が今仲良いのも知ってる？」
「知ってるよ」
「サランは？」
「うん仲良いよ」
テヒョナに向ける質問が返ってくるたびに、さっきの発言の意味がわからなくなった。
「Aちゃんのことどう思ってんの？」
「どうって、どう思ってんだろう。でも好きだよ」
「その好きはサランの好きと違うよね」
「違うね」
頭に血が上っていく。
Aちゃんは俺にとっても大切だ。
ジョングクが彼女を思う気持ちとは違う大切。
いつも笑って、テヒョナのことが好きなのにサランを探して、俺達の罪悪感を減らそうとしてくれた彼女はきっと特別なんだ。
だから、彼女が傷ついていくのをみすみす見逃すなんてできない
「もうAちゃんに関わんないでよ」
できるだけ優しく言ったつもり。お願いテヒョナ、これ以上怒らせないで。
「それは〜、うーん、やだ」
「Aちゃんはお前が好きだったよ」
これはきっと言ったらいけない、でも今のテヒョナを止めるにはこういうしかなかった。
目を丸くして、固まったままのテヒョナ、
「だから、もうわかるでしょ？」
わかってくれたらいいんだ、それでテヒョナが身を引いてくれたらそれでいい。
「でもさジミナ、それでもやっぱりAは俺のだよ」
「っ、」
気づいたら手が出ていた。
少しだけよろめいたテヒョナは眉を下げながら少しだけ笑っていた。
「応えることもできないのに、何言ってんの？」
「できないよ。でもジョングクには渡せない」
「あの子をどうしたいの？」
「Aが言ったんだよ。側にいるって必ず帰ってくるって」
「それはもう終わったんだよ、サランを連れてきた彼女の気持ち考えろ
なんでジョングクがお前を責めないのか、殴らないのか考えたことある？お願いだから2人をもうほっといてよ」
お願いテヒョナ、彼女は幸せにならなきゃいけないんだ。
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●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» なんでいつもそんなに嬉しいこと言ってくれるんですか！笑 本当にありがとうございます！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ●さん» じっくり読み返してつくづく思ったのですが、このお話、本当に名作だと私は思っています^^私、twitterでも占ツクでもかなりの数のお話を読んでますが、本当に素晴らしい作品だと思っていますのでこれからもじっくり読ませていただきますね^^ (2018年2月16日 16時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» いつも本当にありがとうございます！少し物語をサラサラ〜と進めすぎた感じが否めませんが、ここからどうにか頑張ります 笑！ (2018年2月16日 14時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 1から読み返して来ました^^テテ、どうなるのかな？更新とても楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 12時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸がぎゅっと苦しいのがずっと続いてます( ；∀；)はぁ...どうなるのかな…更新楽しみに待っております！！ (2017年12月10日 6時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：● | 作成日時：2017年12月3日 20時
