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「・・・すごい、ね」
「そう？」
連れて来られた店は、私の人生で接点のないような高そうなお店。
フランス語で書かれた看板に一体なんと書かれているのか私にはわからない。
「これなんて書いてあるの？」
「・・・わかんない」
ふっと笑いが鼻から漏れてしまう。
怒られると思って、ゆっくりとジョングクくんの方を見ると、自分でも面白かったのか笑っていた。
「予約どうやってしたの？笑」
「ジンヒョンが行ったことあるっていってたから、」
「ジンさんご飯好きだもんね」
「うるさいくらいね」
でもどうしよう、連れてきてくれたのは嬉しいが、こんなところに入っていい格好ではないし、
第一に手持ちを全部出したとしても、多分自分の分も払えない。
「A？」
いつまでも入ろうとしない私に気がついたのか、ジョングクくんは不思議そうに階段で止まった。
「こんな格好でいいのかな、ドレスコードとか」
「なんでもいいよ別に」
「ごめん、お金も」
そういって親指と人差し指を丸くすると、今度はジョングク君がふっと鼻で笑った。
「ごちそうしてやらんこともない」
まるで王様かのように胸板を出して鼻を高くする。
「いや、いいです」
冗談で少し引いたような素振りをすると、えっと口を開けてこちらを見つめた。
「嘘、ごちそうして欲しい」
きっとこういう時はお願いしますってするのが正解なんだよね、うん
「感謝しなさい」
さっきの素っ頓狂な顔が嘘のように、もう一度偉そうにするジョングク君はいつだって表情がコロコロ変わって、見ていて本当に面白い。
お店に入り、通されたのは個室だった。
「よかった。こんな格好やっぱ浮いちゃいそうだもんね」
「別に俺はいいけど」
「私がダメなの、ジョングク君も変な目で見られちゃうよ」
「・・・別にいい」
「でもやっぱりちょっとは格好気にしないとダメだよね、髪の毛もほらこんな伸びちゃって」
「そういえばジミニヒョンがAを今度美容院に連れてくとか、なんとか」
「あ、あれ本当だったんだ笑」
「なんの話？」
「前にもっとオシャレに気を使おうって話ししてて、そしたらジミンさんが俺の行ってるとこ連れてってあげるーって」
「へえ」
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●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» なんでいつもそんなに嬉しいこと言ってくれるんですか！笑 本当にありがとうございます！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ●さん» じっくり読み返してつくづく思ったのですが、このお話、本当に名作だと私は思っています^^私、twitterでも占ツクでもかなりの数のお話を読んでますが、本当に素晴らしい作品だと思っていますのでこれからもじっくり読ませていただきますね^^ (2018年2月16日 16時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» いつも本当にありがとうございます！少し物語をサラサラ〜と進めすぎた感じが否めませんが、ここからどうにか頑張ります 笑！ (2018年2月16日 14時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 1から読み返して来ました^^テテ、どうなるのかな？更新とても楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 12時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸がぎゅっと苦しいのがずっと続いてます( ；∀；)はぁ...どうなるのかな…更新楽しみに待っております！！ (2017年12月10日 6時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：● | 作成日時：2017年12月3日 20時
