24話 ページ25
ベル姉様に連れてこられた場所
あからさまに駐車場なんだよなぁ
普通に帰してくれるのかな?
「そこの黒い車に乗りなさい」
いや黒い車ばっかなんですけどどれですか()
『どれすか!?』
数刻前から現在進行形で命の保証が無いというのに大声でアホを言うのはこの口だ
さすがに呆れた顔をされる
「...右から2番目の車よ」
『助手席座っていいですか!?』
「いいから早く乗って」
『ウィッスウィッス!!
わーい助手席だ〜〜〜ベル姉様のお隣ゲット!!』
と変な事を考えていたが声に出ていたらしく美人さんがしてはいけない表情になっていた
そうさせたのは私だけど
「...それで、さっきの話だけどなんで貴方がこの組織を知っているのか教えてくれる?」
ここまで来て誤魔化すことは出来ないだろう
一か八かだが真実を話してみよう
『私がこの組織を知ったのは...えっと...あれ、いつだっけ...』
「貴女応える気あるの?」
『あ、いや本気です。ちょっと昔のことすぎて思い出せないだけですサーセン』
「昔?貴方まだ高校生じゃない」
『“今はまだ高校生”ですね
うん、まぁ私...ぶっちゃけちゃうと前世の記憶持ってて〜死んじゃって転生しちゃった的な?てへぺアッすみません無理がありました』
かわいこぶりっこしようとしたがキャラ的にも場面的にも合わなすぎて即やめた
「この状況になってまでふざけられるなんて貴方は本当の馬鹿なのかしら?」
『いやこれでも前世は警察だったのでそんじょそこらの一般人よりは賢いですよ』
「...自分で言う?」
『はい』
なんの迷いもなく応える私
『あ、そうださっきの続きですね
私本当に前世の記憶持ってるんですよ〜!前世の職業は警察官!怖〜い上司に毎日怒られながら出勤!潜入!報告書!などなどやってました
そんな私の唯一の楽しみは漫画!アニメ!ゲーム!いわゆるオタクでしたね。でも全然家に帰れないしブラック企業の社畜とやってる事変わりませんでした。はい。』
まるで喜劇のように語り始めたと思ったら急に深淵を見てきたような顔で話し始める
「...それで、前世は警察だったからこの組織を知っているという事でいいのかしら?」
『いや違います。正確にはこの世界とは全くの別世界です。だからこの組織については詳しくないです。』
「はぁ...」
『あっ、ベル姉さん信じてないですね〜特に証拠はないけど嘘ではないですよ〜私嘘つきませんから!』
「そう...」
アッこれ本気で信じてないやつ
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明里香(プロフ) - こころさん» 承知致しました。丁寧なご説明有難うございます。頑張ってください。応援しています。 (2020年6月14日 16時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 明里香さん» ご丁寧にありがとうございます。年齢等に関しては作り始めた頃、警察学校組の時系列を詳しく把握しきれてなかったため原作と矛盾が生じたと思います。今後少しずつ書き直して辻褄を合わせようと思います。それまではそのような設定だと思い読んでくださると有難いです。 (2020年6月14日 13時) (レス) id: a5e5a050b5 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - すみません。気になることがあるのですが、警察学校組は大卒で入校していたはずです。原作では29歳で夢主とは2歳差で、この物語だと19歳で入校していることになりますが、この物語ならではの設定ということでよいのでしょうか? 長々と失礼しました。 (2020年6月14日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 私が死んだ日の話、誤字がありました。「打たれた」ではなく、「撃たれた」です。 (2020年6月14日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
由羅(プロフ) - 面白いです。ただただ面白いです。どうしてくれるんですか?私爆笑しすぎて酸欠になりかけたんですけど。 (2020年2月9日 21時) (レス) id: a829207c12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こころ | 作成日時:2018年3月17日 2時