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07→何気にかっこいいんですよ？ ページ7
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錦「行きたいとこないん？」
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『んー…特にないですね』
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そんなことを話していればもう教室前なわけで
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錦「何組？」
『えっ、ここでいいです』
錦「えーから、何組？」
『…2組です』
錦「わかった」
1学年、4組まであって、私は2組。
教室前でいいのに先輩は段ボールを持ったまま歩いて行くから、言わざるを得ない。
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錦「ここか、2組」
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「「「……」」」
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まぁ、想像はしてたけど。
騒がしかった教室は錦戸 亮の登場で一気に静まり返った。
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「…えっなんで？！」
「やばい…っ」
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『(先輩、何気にかっこいいもんなぁ)』
錦「ここでいい？」
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なのに先輩は
女子の視線なんて気にせず、段ボールを教卓の上に置いた
『あ、はい。ありがとうございます』
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錦「どういたしまして」
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【またね】とだけ言って
先輩は教室を出て行った。
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作者名：微炭酸 | 作成日時：2019年8月19日 10時
