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私はにののことがずっと好きで、
夕葉さんが翔くんのことを好きというのも知ってたのに、
自分の側から翔くんがいなくなってしまうのが嫌で、変な嫉妬や独占欲みたいなものが邪魔して翔くんを避けてしまった
自分の気持ちがわからないくせに他人の気持ちが離れていくのがすごく嫌だった
こんなの、夕葉さんが言うように、、
私は、、
"ずるい女" なの？
-
あれからずっと夕葉さんに言われたことが忘れられないまま、なんとか化粧を済ませ着替えを済ませ支度を終える
去年の秋に買ったチェスターコートを持って下に降りると、
潤「へぇ、知らなかった笑」
夕「じゃあ今度貸してあげるよ！絶対潤くん好きだよ笑」
潤「まじ？やったぁ、気にはなってたんだよね」
夕葉さんと潤くんが階段下で話をしていた
さっき私のことは突き放したくせに、夕葉さんとは楽しそうに話す潤くんにまたモヤモヤが膨らむ
通りたくなかったけど、下に降りるにはこの階段を使うしかないので仕方なくそっと端に寄りながら階段を降りた
夕「これから？行ってらっしゃい」
「..あ、はい。行ってきます」
潤「あ、そういや前言ってたチケット無事取れたわ。ありがと」
夕「あ、ほんと！よかったぁ！」
潤くんには、まるで私のことなんか見えていないようで。
背後に2人の会話を聞きながら足早に玄関に向かって靴を履いた
外に出る前にコートを着ようと思っていたのに、今は一刻も早くこの家から、この空間から出たくて
2人の会話が聞こえないところに逃げたくて、
玄関を飛び出し門を開ける
、、、
と、
？「うわっ、」
「っ、」
勢いよく飛び出した瞬間、
何かに思いっきりぶつかった
その反動で私はその場に尻餅をつく
いったぁ、、
同時にふわっと香った懐かしい匂い
この匂い、、、
智「...、A?」
「っ、おおの、、くん？」
私が好きな、絵具とミルクの懐かしい香り
そして久しぶりに見る大野くんの姿
彼を見た瞬間、
何故かそれまで堪えていたものが一気に溢れ出て、
智「え、ちょっ、何、どした？」
ごめんね大野くん
帰ってきて早々、こんなに困らせて。
私は尻餅をついたまま、
状況を全く分かっていない大野くんの前で、
ただひたすら、声を我慢することもできずに感情のままに泣いてしまった
続く (更新停止中)
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ふり(プロフ) - 感情移入して泣きながら読んじゃいました！すごく素敵な作品であるですね。どのように完結するのか楽しみです！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: e7746f777b (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読みました。主人公に感情移入して読んでいたらドキドキしたり、苦しくなったりしました。どうなって行くのか非常に気になります！とてもハマりました。更新楽しみに待っています♪ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！！ドキドキします（○_○）！！更新楽しみにしてます (2019年12月14日 7時) (レス) id: 95b46067ba (このIDを非表示/違反報告)
mielay(プロフ) - 更新待ってました〜〜(><)♪にのも翔くんもいいけど、大野くんの包み込んでくれそうな感じ好きなんですよね(笑)これからの展開ドキドキしながら楽しみにしてます！ (2019年12月5日 12時) (レス) id: 883d77482b (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 次の展開が楽しみです。更新待ってます (2019年10月2日 12時) (レス) id: 313a034b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年8月4日 1時
