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バタン、と扉を閉めた瞬間足の力がなくなりその場にへなへなと座り込む
私、明日からどうやって翔くんと接すればいいんだろう
本当は、翔くんだけじゃなくて他のみんなとの距離も.......
プルルルルル
その時、部屋に着信音が鳴り響く
0:48
誰、、
ゆっくり立ち上がりベッド脇まで移動すると、
「、大野くん..」
画面には、大野智 の3文字が。
そういえば掛け直すの忘れてた..
出るか迷った末、受話器が上がった方のマークを押した
「.....もしもし?」
...
「え、あれ?もしもし?」
あれ、切れてる?
いや、通話中だ..
もう一度電話を耳に当てて呼びかけると、んふふって笑い声が聞こえた
智「聞こえてる」
「..もう笑 返事してよ笑」
智「ごめんね笑」
大野くんの声、久しぶりだ..
「どしたの?」
智「Aの声が聞きたくなった」
「なにそれ笑」
智「んー、なんかね？今電話しなきゃいけないような気がしたんだ笑」
電話の向こうから聞こえる大野くんの声はすごく落ち着いている、なんだか、大人の男の人っていう声をしてる
大人な男の人なんだけども、、
智「そしたらいつのまにか電話してた」
「..無意識に？笑」
智「そう、無意識に笑」
大野くんの声、すごく懐かしい
智「何にもない？大丈夫？」
「ないよ、大丈夫笑」
智「そっか、じゃあ俺の第六感外れだぁ〜笑」
大野くんの第六感、本当は怖いくらいに当たってる
智「あーあ、早く会いてぇなぁ、Aに」
「.....」
胸が、ドキッてした
私も、本当は会いたい
会うといつも柔らかい笑顔と声で名前を呼んでくれる大野くんに..
智「早く会ってチューしたい」
「っ、しないから！」
智「クッ、だめか..」
「当たり前」
智「じゃあギュー」
「それもだめ」
ばーか、って笑い合う
みんなと距離を置いた方が、なんて思った矢先..
智「あ、そうだ」
「ん？」
智「俺が帰ったらさ、カレー作って」
「カレー？」
智「うん、カレー食いたい笑」
「うん、わかった笑」
いつか後悔する日が来ると分かっているのに、
求められれば応えてしまう
知らないうちにこの家に、みんなに依存してしまっていたらしい私は
まだここから、当分離れられそうにはない
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ふり(プロフ) - 感情移入して泣きながら読んじゃいました！すごく素敵な作品であるですね。どのように完結するのか楽しみです！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: e7746f777b (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読みました。主人公に感情移入して読んでいたらドキドキしたり、苦しくなったりしました。どうなって行くのか非常に気になります！とてもハマりました。更新楽しみに待っています♪ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！！ドキドキします（○_○）！！更新楽しみにしてます (2019年12月14日 7時) (レス) id: 95b46067ba (このIDを非表示/違反報告)
mielay(プロフ) - 更新待ってました〜〜(><)♪にのも翔くんもいいけど、大野くんの包み込んでくれそうな感じ好きなんですよね(笑)これからの展開ドキドキしながら楽しみにしてます！ (2019年12月5日 12時) (レス) id: 883d77482b (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 次の展開が楽しみです。更新待ってます (2019年10月2日 12時) (レス) id: 313a034b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年8月4日 1時
